2011-11-28

頼んまっせ!  NO 2766


 昨夜の遅く、自宅のインターホンが鳴った。妻が出てみると私の友人。親戚が遠くの施設で亡くなられたそうで、事務所に相談したら弊社のことを言われ、それだったら社長と友達ということでやってきたという経緯だった。

  彼と私は同い年。互いが同じ病気になったこともあり、道で会ったらいつも近況報告と雑談をする関係。「同病愛憐れむ」という言葉があるが、彼とはまさにそ んな関係。互いにもう少しだけ生きしようなんて会話を交わしている。(憐れむを哀れむと誤字入力したことも。それからは気をつけています)

 昨日の選挙、早い段階で「当確」が発表され、大阪維新の会の完全勝利という形となった。著名なジャーナリストの意見によると、大阪に潜在するという「お笑い票」が当選者に流れ、それは現在の政治に対する不信感をぶつけた結果とも言えるそうだ。

 民主党に鞍替えをした辻本議員が最終日に平松候補の応援演説に来られていたが、完全な逆効果となったと思う人が少なくなく、民主党がバックで支持すると発表した時点から逆風が吹いていたようで、完全なプロデュースとキャスティングの失敗だったと思える。

  来年に衆議院の解散選挙がという風評も流れているが、維新の会の風が旋風を巻き起こす可能性も否定出来ず、野田内閣にとっても今回の早めの「当確」が「倒 閣」の危険性にさえ影響を及ぼしそうで、与党だけではなく、野党にとってもシナリオの構成を変更せざるを得ない状況を迎えていると想像する。

  昨夜のお二人の会見で感じたことだが、知事当選を果たされた松井氏は言葉とお喋りを勉強しなければ駄目。橋下新市長の発せられた言葉には、もうすでに相手 側に挑戦という仕掛けの入った強迫的観念を表に出し、緊張と恐怖感を与えておいてから乗り込むというシナリオが見える。

 どちらにしても、府と市に新しい風が吹き込まれることだけは確かで、それがどのような成果となって実を結ぶのかと期待したいとかろだが、私個人と言ってもただの葬儀屋のオヤジだが、リニア新線とカジノ構想には大反対。

ま た、新市長が熱く訴えられている教育問題だが、子供達に「競争社会」での生き残りなんて発想には抵抗感を覚える。生き残れない子供が大半なのが世の常識。 一部の限られたエリートだけで政を司る社会は絶対に不幸になってしまう。前にも書いた「府市合わせ」が「不幸せ」にならないように願っている。

 こんな批判的で嫌われることばかりを書いているが、やはり我が大阪を大切に考えている。今回の維新の会への流れは「いっぺん、やってみなはれ」という大阪人特有のハートが票につながったのだろう。

 お二人にはしっかりと頑張って欲しいと手を合わせ。明日からは、ちょっと「市会」ではなく「司会」の世界について書こうと考えている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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