2011-10-24

感情の争い?  NO 2732


 西館の式場で行われていた葬儀が終わった時間帯、妻に誘われて遅めの昼食に行った。疎開道路から生野本通り商店街を西に抜けたところにある食堂「力餅」だが、定番の揚げカレーうどんと温めた赤飯を食すしてみると、その量の多さと低価格にびっくりした。

 商店街を東に向かって八坂神社の手前にも「力餅」があるが、若干味が異なっているような感じがした。

  商店街を通ると、各店でご不幸があった際に葬儀を担当した思い出が蘇る。お寺、地域の会館、弊社の式場で行われる前は、店内を片付けてお通夜や葬儀が行わ れ、当時の会葬者は少なくとも現在の倍以上が参列され、一般の通行者の存在もあって大変な苦労があったもので懐かしいところだ。

 源ヶ橋から疎開道路の間だけでも数十回の体験があるが、それぞれで葬儀委員長を務めれた方のお顔までもが思い浮かび、時の流れに自身が齢を重ねたことを実感してしまう。

 さて、この「独り言」の訪問者のお一人から、漢字の言葉遊びが多いですねとの感想をいただいたが、今日も三つほどそれをしたためておこう。

 まずは今日の夕方に放送された「NHKニューステラス関西」の中で特集されていた「株式会社U・F・O」のこと。この頭文字からすると「未確認飛行物体」となるが、騙された多くの銀行の未確認を背景に生じた「非行」だったと言えるだろう。

 二つ目は、我が大阪府の公債問題。橋下知事が就任時に掲げられた大阪の経済活性化からは程遠い現実。税収が歴史的に落ち込み「府債」の発行が一兆円を超し、そのまま「負債」として引き継がれることになってしまっている。

 三つ目は、来年の2月5日まで「任期」のあった知事だが、「人気」の高い内にと辞職表明され、大阪市長選挙に鞍替えされたこと。

 WTCのビル購入に大変な浄財を投下し、知事室まで設けられたのに、軟弱な地盤を原因とする倒壊や津波の危険性を指摘され、大阪都の庁舎発想を断念されたことは記憶に新しいところ。現実に多くの職員が勤務していることを忘れないで欲しいもの。

開国博のイベントで、大赤字を発生させた責任を投げ捨て、辞任した元横浜市長の中田氏と似ていると思うのは果たして私だけだろうか。

 知事選の候補要請をされていた郷原氏の辞退会見があったが、九州電力と佐賀県知事の今回の顛末に納得された人は少ない筈。あの枝野氏の激怒からすると余程のことだろう。

 今回の橋下氏の鞍替え表明は、感情による行動であり、仮に当選して市長に就任しても都構想はうまく運ばず、そこで阪神タイガースを辞めた江本氏のような発言で去って行くような気がするのである。

  関西空港へのリニア新線の発想や、子供の時からギャンブルの危険性を学ばせるためにもカジノの誘致が必要なんて発想は危険そのもの。私学の助成金問題で女 子学生の質問に「あなたが政治家になって仕組みを変えたら」なんて信じられない言葉で返した前知事。新聞の見出しに躍っていた「独裁」や「ハシズム」の文 字を改めて思い知るこの頃である。

 一部の報道によると、維新の会内部にも批判的な意見があるようで、彼ら全員が都構想に賛同したものではないだろうし、中には次期の選挙のことを考えての保身から入会した議員もいる筈。

都構想の実現は簡単ではなく、その構築に向かっての作業を職員に任せているという発言にも驚かされたが、そこから感じるのは「パフォーマンス」と「無責任」という言葉だけではないだろうか。
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