2004-09-10

脚下照顧   NO 909


 朝夕に涼しさを感じ、秋の訪れが実感できる。去りゆく夏、やってくる秋、季節の変わり目にはそこはかとない侘しさを覚えるが、それは「秋」という独特の季節感の成すことなのだろう。

 暑い夏が過ぎたが、夏の葬儀には夏らしい「見積もり」の項目がある。それは、氷と蚊取り線香。氷は、お茶やオシボリ、また「御斎」の際の飲み物を冷やすのに氷は欠かせないもの。葬儀社は氷屋さんとの取引やコンビニへの買出しも多い。

 誰も歓迎しない「蚊」の襲来も大変だ。式場の中、外を問わず「何とかして」との要望が多いし、昔ながらの蚊取り線香と共に電気タイプの用意も必要。

 虫除けスプレーもあるし、被害者にはムヒなど「かゆみ止め」の薬剤も用意するのが葬祭サービス。

 一方で、全国から来られる参列者への情報提供も大切。ホテルの予約は当たり前だし、新幹線、航空機、フェリーなどの時刻表から予約までも求められる時代。

 2人の女性スタッフがパソコンで画像処理を行っている。手が空いた時間外れの昼食タイム、そこで入社してからの感想を聞いた。

 「応募時、葬儀社の仕事って、女性は会葬者にお茶を出すだけと思っていました。こんなにパソコンが活用されているとは考えもしませんでした」

 そんな言葉が返ってきたが、「でも、必要だろう? 求められているだろう?」と言うと、<当然です>という表情を見せながら頷いていた。

 また、今日は2人の女性スタッフが出張している。朝から車で出掛けたそうだが、名神高速道路の走行、安全運転で事故に遭遇しないように祈念している。

  そんな中、名古屋から3枚のDVDが郵送されてきた。2ヶ月前に名古屋と東京で開催された「フューネラル・フェア」の収録版。添え書きを見ながら深夜に拝 見しようと思っているが、私の講演や出演の場も入っている筈。自身を映像で見るのは大嫌い。これがビデオだったら飛ばすのに時間が掛かるが、DVDとはこ んな場合に便利な代物。

 昨日の新聞のニュースに、表面がDVD、裏面がCDというディスクが誕生したことを知った。音質、画像の両面で大きなメリットのある商品だが、きっと大ヒットするだろうと予想する。

 ITが社会を激変させた。パソコン対応が出来ないだけでリストラされた人がある一方で、「ニート」と呼ばれる「学ばない、働かない」という若者が52万人も存在するとのこと。これでは年金の将来が危ぶまれるのは当たり前。

 テロが世界で問題になっているが、「宗教は?」と言う前に家庭環境がどうなっているかを考えなければいけないよう。

 親が子を、子が親を。そんな殺人事件が報じられている。テロの評論や他宗教の批判も結構だが、その要因が意外に身近にあるような気がする。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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