2004-09-09

懐かしい味?  NO 908

 「くしゃみ3回、ルル3錠」そんなCMを記憶しているが、朝からルルを服用して滋賀県に向かった。

 昼頃から咽喉が痛くなり微熱も出てきた。<これは、やばい>と、目的が済むと急いで帰阪した。

 来社されていたお寺様と時間を過ごし、お見送りするとすぐに自宅前のお医者さんに駆け込み症状を訴える。

 「風邪ですね、咽喉が随分赤くなっています。これから熱が出てくる可能性が高い」

 そんな診断を受けたのだが、月曜日から遠方への出張があることを打ち明け、「何とか、早く」とお願いすると点滴をしていただくことになった。

 その準備中、「こちらへ」と奥様の声。「これ非常に効果があるから」と咽喉の奥にルゴールが。

 「当院の奥さんは、ルゴールを塗るのが好きで得意なのです」と先生の言葉。すぐに「これサービスですから」と奥様が。

 <ルゴールなんて何年振りだろう?>と思いながら「オエッ」となって飲み込むと、妙に懐かしい味がした。

 やがて点滴だが、血管が細くて出難い体質。腕時計の上ぐらいの血管に針が刺される。

 薄いピンク色の液体が入り始めると同時に、身体中にビタミンらしい香りが感触として伝わってくる。20分ほどベッドに横になって休んでいた。

 処方された薬が5種類、食欲はなかったが、食後服用ということで無理に食事を流し込む。

 <これで取り敢えず万全の対策が>と思っていた頃、いよいよ風邪らしい症状が出てきた。

 今度の出張は、多くの一流プロ達と会うことに。そこで風邪なんて羞恥の極み。プロの司会者が風邪とは、お笑い種。

 「一流のプロは、風邪をひかない。ひいても寝ないで治す」

 これは、今は亡き『高橋圭三さん』から言われた言葉。今でもはっきりと覚えている。

出発日までに、確実に治癒して向かいたいが、ルゴールのお陰だろうか、咽喉の痛みが楽になった。

 そうそう、今日は菊の花にゆかり深い日「重陽の節句」であった。詳しくて味のあるコラムがあるので是非、「空飛ぶ水冠」の迷いの窓「40号」へ。上記タイトル横の<HOME>からお進みください。
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