2006-05-13

懐かしく  NO 1503


  朝から医師の定期健診、「運動不足みたいね。ゴルフの練習場にでも行ってきたら」なんて言葉を耳にびっくり。敢えて確認をしなかったが本気と冗談が半々み たいと勝手に解釈。今はクラブを触れる状態ではないので行かないが、夏を過ぎて秋になったらコースを歩きたいと願っており、すでに「一緒に行こう!」とい うメンバーが30人ほど存在している。

 続いて整骨院での治療、お決まりの流れで院長先生のマッサージ。ここでも運動不足が指摘され、末梢神経について講義を受け、時間を掛けた地道な治療が必要ということだった。

 いつも最期はマッサージ・チェアで過ごす。国際線のファーストクラスのシートみたいなイメージ、そこに様々な機能が装着され、すべてがコンピュータで作動しているよう。室内にBGMが流れているので聞いたことはないが、このチェア専用のスピーカーシステムもあるらしい。

 今日のBGMはイージー・リスニングで、アラウンド・ザ・ワールド、ムーランルージュの歌などが流れていた。

 午後は来客予定があり会社に向かう。時間通りに全てが終わったが、また予定外の2者が来社、支配人という肩書きの人物とサービスについて議論を交わし、弊社のお客様を特別によろしくということをお願いしておいた。

 続いては遠方の仕入先、担当者が変わったそうで新しいセールス、過去に素晴らしいセールスが存在した歴史を話し、彼が急死してしまった昔の悲しい思い出話をすることに。

 弊社の専務や子供達が大変お世話になったことがあり、彼の死を後日に知って自宅を教えて貰ってお参りに行ったこともあるが、あれから20年の月日が流れている。改めてN氏の冥福を祈念して手を合わす。

 当時、同じ県内に2社の仕入先があり、その地の温泉がお気に入りでよく出掛けたが、接待を受けることが大嫌いな私、その2社の対照的な接待形式にも思い出がある。

 1社は徹底した過剰サービス攻勢、頼みもしないのに夕方の食膳に食べられないほど豪華な食材が並び、いつも手を付けずいたら仲居さんから知らされた女将が部屋に来て「何か粗相が?」と心配されたこともあった。

 そこで偏食の日常をご理解いただくことで納得を得たが、それが何回も繰り返される会社の姿勢に辟易し、しばらくしてから一切の仕入れを止めることにした。

 一方のN氏の接待はアメリカナイズ、何を望むかの把握に気遣いをされ、時間と配慮という心遣いに感銘し、不必要な商品まで注文した出来事も懐かしいところだ。

 上述の支配人だが、「幸運でした」と帰られた。初対面の私に会えるとは思いもしなかったそう。同系列グループの幹部に「会えたらラッキー」と言われていたとも聞いたが、互いにプロの空気ではつながりを感じた。

 新しい人達との出会いと別れ、そこにそれぞれの「えにし」と「思い出」が存在するのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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