2006-05-07

久し振りにジンジン  NO 1497


 数名の女性スタッフが徹夜作業、そんな彼女達を労う間もなく朝から電話が鳴り始めた。

GWで訃報通知のファクシミリ確認が遅くなり、土曜日である今日に気付かれた方々からご供花のお申し込み、専用の5回線が引っ切り無しに鳴り、少しお待たせしてしまったお客様もあるようで申し訳ない思い。

 ご供花のお申し込みをいただくとファクシミリで注文書類を送信する。そこにお書き込みいただいた通りに名札を製作するが、生花部経由という事情もあり、何百となればどうしても文字間違いが発生するパーセンテージが生じ、式場完成後のチェックが重要になる。

 担当スタッフが整理した書類でお客様の情報確認、そこでミスにつながる危険性についてチェック、知りたい情報を電話で確認、式場へ向かうまでに原稿創作を進める。

 天気予報は夜の9時頃から雨、そこで300本ぐらいの傘の準備を命じタクシーで式場へ。

  いっぱいのお花に飾られた祭壇のご遺影に手を合わせたが、お好きだった帽子姿が素晴らしくお似合いのオシャレなイメージ、それをご選択されたご遺族の皆様 にご挨拶。すぐにミュージック・プロデューサーと音響・照明のプロと打ち合わせて30分前。お寺様の控え室へご挨拶に。 

 お通夜進行の打ち合わせを終えた後、お寺様が大変なスケジュールであることを知った。法類のお寺のご住職が遷化され、このお通夜の後に行かれるそう。伺ってみると、そのご住職は遠方だが私も何度かお会いしたご仏縁があり、そのことをお話し申し上げると驚かれた。

「お通夜の回向はゆっくりと進めます」と仰った通りに本当に丁寧なご法儀。ご読経を終えられてから故人に対するお別れのお言葉が10分ぐらい。続いて参列者に故人との思い出話を聞かせてくださった。

 その結びの部分で今から行かれるお寺様のお通夜のことに触れられ、久世という私の名前を突然に出されてびっくりした。

 もうひとつ驚いたのは、上述のひとときの中で生い立ちナレーション的な物語をされたこと。追憶ビデオやDVDの準備がありナレーションの用意もしていたが、一部が重なるところからそれらを急遽変更、お下がりになった後、臨時のアドリブバージョンで対応申し上げることに。

 お寺様の懇ろなお供養に弔問者も驚かれたご様子、「こんなお通夜は初めて」というお声を何人か耳にした。

  やはり声が本調子ではない。音響で随分助けられたが<これほどダウンを!>と認識したのはご遺族代表の謝辞、ご紹介申し上げてからの第一声の迫力にびっく り。これは健康な体力でしか出せないお声、そこでフォローの際に少しアップさせる「声量」を意識したら「清涼」イメージがダウンした。

 天気予報が的中、午後9時頃から雨が降り出した。明日は間違いなく雨みたいだが、全天候型の式場で助かることに。

 進行中に腰がジンジン、間違いなくギックリ腰の兆候。腹部の傷口を庇ってウロウロしていたのが応えたみたい。帰宅してからすぐに着替えて銭湯へ急いだのは言うまでもない。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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