2006-05-03

事故がないように!  NO 1494


 社会はGWの真っ最中、全国の交通機関や高速道路で大移動の光景が。そんな中、闘病中の方も多くあり、ご家族が懸命に看病をされているケースがあることも忘れてはならない。

「連 休中ですけど、お葬式が出来ますか?」という電話もあったそうだが、年末年始の時期と同様に、非日常的な出来事の発生にパニックが倍化される時期でもある し、ご親戚への連絡や関係者への訃報通知でご苦労をされる数日間、弊社スタッフ達もそんなお客様の対応に追われている。

「体調を整えておいてください!」とチーフパーサーから。この期間中、私も数件の司会を担当しなければならないよう。参列される方々が多くて1時間半というご葬儀もあり、お客様のお名前を耳にして<この体調で大変だ!>との心配も。

 一方で、前々号で書いた紹介依頼のあったご不幸、塾生から丁寧な御礼のメールを頂戴して恐縮。チーフ・パーサーを呼んで流れと対応を確認したが、お客様が素晴らしい感性
の持ち主であり、究極のホスピタリティというお仕事にご従事されている方だと知った。

 葬儀社は葬儀というものを生業とするが、決して祭壇を販売するビジネスではなく、大切な方のご終焉の儀式として、そこに生まれる悲しみを理解することに努力し、お別れをされる環境をプレゼントさせていただく仕事。

弊社では、チーフ・パーサーのような看護師の資格を有する女性スタッフを増員させたいと考えているので、そんな意欲のあるお方は是非ご応募を。

 さて、私と同年代の知人が突然死していたことを知って衝撃が。病名は私が今回手術をした病気。集会の最中に「気分が悪い」「お腹が痛い」と蒼白となり、周囲の人達が「普通じゃない」と救急車を手配したが、病院に着いた時にはすでに手遅れという最期だった。

 ご家族に伺った話だが、本人は何の兆候もなかったそうで、3ヶ月に1回は血液検査を受け、高血圧による動脈硬化の可能性が高い数値が出ていたというから残念至極。破裂するまでに発見できていたら間違いなく助かったのにと、強いお悲しみを訴えられていた。

  そんなショックを感じながら、今日は少し離れた「源ヶ橋温泉」に行ったが、玄関で近所のおじさんに「命を拾ったなあ、ラッキーやで」と言われ、出口で専務 と交流のある女性から「顔色が少し戻ってきたみたい。よかったねえ!無理しないでね」とエールに、本当に幸運だったと改めて認識し、手術前夜のことを思い 出した。

 私は、お医者さんに行く前夜に必ず風呂に入り、散髪に行く前夜に銭湯でシャンプーをすることにしているが、手術の前夜は病室のシャワー室で自分の「湯灌」を思い浮かべながら全身を清めていた。

 手術台に上がる情景、そして<if>ということも考えシャワーを浴びていたが、今、生かされている喜びを強く、嬉しく感じている。

 好天に恵まれたGW、皆様が、どうぞ事故に遭遇されないように祈念申し上げます。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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