2006-05-21

思い出したこと!  NO 1511


 手術から2ヶ月が経った。「3ヶ月は慎重に」と指導を受けたが、前にも書いた昔の古傷を原因とする症状が消えず難渋している。

 毎日整骨院で治療を受けているが「長引きますよ」と言われている。ベッドで仰向けになって肩から首のマッサージを受けている時、ふと浮かんだのが九州のこと。過去ログに何度か登場する整体の名人の存在に気付いたのである。

今までどうして思い出さなかったのか不思議。今日まですっかりと記憶の中から消えていたみたい。

その先生に初めて治療を受けたのはホテルの部屋の中だったが、頚椎の痛みで苦しんでいた私を見かねた協会の九州支局長の紹介で「どうしましたか?」と部屋に入って来られた時のことをはっきりと覚えている。

 ひどい苦痛の状況と過去の経緯を伝えてマッサージが始まったのだが、全く首の部分に触れることなく全身への軽い指圧が施されていた。

「さて、悪い首の部分に参りましょうか」と言われ、5分ほど心地良いマッサージが続けられた後、「本当に悪い状態ですね。力を抜いて楽にしていてください」と日本手拭を手にされ、首の部分に掛かったと思ったらキューと引っ張られて捻られた。

「は~い、終わりましたよ。如何ですか?」と言われた瞬間に全く痛みが消えており、それまでの長い苦痛が嘘のようになくなった不思議な体験だった。

 その後、我慢出来ない状態になったら治療を受けに九州へ行くことになったが、3回とも瞬間の芸術みたいに一発で治していただいている。

 今回の症状は、これまでのものとは異なっているが、首の部分が原因していることは間違いなく、出張の際に合わせて予約を入れ治療を受けることが出来ればと考えている。

 そんな方の存在がありながら忘れていたとは失礼で残念なこと。やはり腹部の手術という意識が強くて記憶に空域が生まれたような気がしている。

 どんな世界にもプロの存在があるが、首と腰の痛みに泣かされてきた私は多くの整体のプロのお世話になってきた。印象に残っている人は、多くのプロ野球の選手や大鵬親方が通っておられた先生だ。

 整体の治療中、特別に何をされたとも感じないのに帰路は猛烈な睡魔に襲われるのが不思議だった。この先生には何度も腰痛を治していただいたが、首については九州の先生と相性がピッタリだったのかもしれない。

 鍼灸と電気治療で3ヶ月も苦しんだ痛み、それを一発で治してくださった見事な技術はまさに「手術」で神業。せめて京阪神におられたらと思ってしまうのである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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