2006-06-09

幼い子供に手を合わせ  NO 1530


 荒んだ世の中を象徴するような秋田の事件、幼い2人の子供の死があまりにも悲しく、孫を持つ立場にあって言葉で表現出来ない寂しさを感じている。

 先に亡くなった女の子だが、ワイドショー的なリポーター達が集めてきた情報に泣いてしまった出来事があった。

 親と一緒に参加しなければならない行事に親が来ず、親を擁護する言い訳も堪らなかったが、修学旅行の積立金を持参出来ない状況の中で、自分が親に言わなかったことにして傷をつけない配慮がいじらし過ぎる。

 経済的に恵まれない気の毒な家庭環境で「心の貧しくない」素晴らしい子供が存在していたことは確か。2人の子供達に手を合わせる。

 株の買占めで数百億のお金が動く。そんな一方で上述のような子供達が存在する。村上ファンドやホリエモンに共通することは心が貧しいこと。ヒルズ族がそんな連中の溜まり場でないように願いたいものだ。

 拘置所生活を体験することになった2人だが、大法輪の7月号に松原泰道氏の「わたしの菜根譚」の中に「独房も広し」という項があり、その内容が中々のもので感銘を受けたので紹介を。

 囚人の更生に俳句指導をされていた大阪の俳人「北山河」さんが、死刑囚達とのやりとりを記録されていた中に次の内容があり、そのまま記載させていただきます。

「ある死刑囚が、独房が狭いという句を私に出して来た。独房が狭いのはあたりまえだ。なぜ広いと感じないか、といったら翌日、「夜のはえ追えば独房広すぎる」という句を作って持って来た。これには私達は泣かされるのです。狭い独房を広くした心境に頭がさがるのです」

  そんな文章を読みながら、経済誌を読んでいるという村上氏のことを想像すると複雑な思いを抱いてしまう。誰にも出来ないこんな貴重な体験をするなら、そこ で今後の人生にプラスになる「悟り」の一つぐらいは考えて欲しいもの。まだ金儲けを考えているようでは間違いなく小物である。

 明日は自宅前の医院に行く。定期診断と服用する薬を頂戴するのだが、気温の上昇と共に足の冷えが少しだけ楽になってきた。後は両手の痺れが気になるが、それは来週の赤十字病院の定期検査で答えが出るだろう。

 出来るだけ食事を摂るように努力している最近だが、少ない量でも回数を増やすことで効果があるよう。お陰でちょっとだけ体重が戻ってきている。後1キロで入院前の体重に戻る。

 でも、それが気になることがある。すべてが腹部の肥満という「かたち」で表れてくるようだから。「顔色が良くなったね!」は嬉しいが、「お腹が出てきたね!」はやはり問題だ。

 これから晩節までの第二の青春時代はスマートな体型を保ちたい。それが健康のバロメーターみたいに大切ということがあるからだ。
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