2006-06-10

禁煙しましょう  NO 1532


 写真は3年ほど前、つくばバスセンターから東京駅まで利用した超大型バス「メガライナー」だが、この度、大阪と東京間を結ぶ深夜便で走ることになったと新聞で報じられていた。

 86人乗りという想像以上に「どでかい」車体、くれぐれも事故が発生しないように祈っている。

 昨日、妻が近所の奥様方と松竹座に出掛けたが、帰路は独りで歩いてきたそうでびっくり。所要時間1時間10分というのだからかなりの歩行速度、2時間の歩行を日課としているところから「健脚」だが、芝居が「藤田まこと」さんの「剣客」とは面白い。

「あなたも歩きなさい」と命じられ、今、1時間10分のお付き合いをしてきたが、その心境は「中村主水」みたいなものとご想像を。

 さて、18歳で運転免許を取得してから色々な車に乗った。最初はマツダのファミリア、そしてダイハツのコンパーノ・ベルリーナ、トヨタのマークⅡ、プリンスのグロリアへと変遷。

 このグロリアのセールスマンが印象に残っている。近くのモータースの紹介で購入に至ったのだが、納車されてから週に2回ぐらい「調子は如何ですか?」と来てくれ、それが1ヶ月程続いていた。

 新車には1ヶ月点検というのがあり、1ヶ月を10日程過ぎた頃に点検に持ち込んで行ったのだが、そこで驚愕する事実を知らされた。

 あの人柄の素晴らしいセールスマンが、数日前に急逝して葬儀を終えたと言う。病名は「クモ膜下出血」で、出勤しないので上司が心配になって単身赴任の部屋を覗いたら亡くなっていたそうだ。

 彼は、私に「えにし」という大切なことを教えてくれたように思っている。いつも心底から車の調子を確認し、自分が担当することになった客と車の「えにし」について熱く語っていたから。

  それから3年後、新登場となったクラウン・ロイヤルサルーンを購入したが、この時のセールスマンは最悪。販売台数ではかなり名の知れた有能人物だったそう だが、何と言っても軽いタイプの人間性を感じ、紹介されたモータースのオヤジさんからも、その後、彼が凋落して行った歴史を耳にした。

 昨日の毎日新聞に「クモ膜下出血」について書かれ「脳卒中患者の約一割を占め、誘因としては喫煙習慣、高血圧などが挙げられる。1対2の比率で男性より女性に多い」とあったが、予防には血圧コントロールを心掛け、禁煙が必須だそうだ。

 脳動脈瘤の破裂という病気だが、激しい頭痛と嘔吐を伴う症状には要注意。前兆に<?>を感じることこそ寿命のキーワードだと言えるだろう。

 この病気が死因となる葬儀を担当することが多い。その内の大半が急逝というところから検死を伴い、突然に「遺族」となった「家族」を二重に悲しませる。

「ハンマーで殴られたような頭痛が」という一般的なイメージがあるが、その時点で出血が起きており、その前に起きる「!?」こそが明暗を左右する前兆である。

 医学の技術が驚くほど発展している。検査機器の進化も著しい。脳内検査で発見された問題箇所の手術も信じられないレベルで進められている。

 健康は何より予防医学が重要だそう。心臓や血管に関して喫煙が最悪と知った。肺の病気は苦しいそうだ。痛みを抑える薬はいっぱいあるが、苦しさを緩和する薬は少ないそう。

 この「独り言」をご笑覧くださった方、あなた様が喫煙される方なら、どうぞ禁煙にご挑戦されることを願っています。
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