2006-07-24

また雨予報が!  NO 1575


 昨号を発信してから就寝したら、暫くするとスタッフから電話。式場のスケジュール打ち合わせで何度かやりとり。未明から出掛けていた数名のスタッフにも気の毒だったが、お陰で私も睡眠不足。

さ て、近所の喫茶店で会った知人が「御祓いを受けに行こうかな?」と言った。すると、その横に座っていた人物が「厄病神、貧乏神、死神なんて友達になりたく ないもんな」とフォロー。そして、もう1人が「日頃に信仰もないのに何処の神さんも無理。いっぱい賽銭を用意しなきゃ」なんて茶化し合い。

 知人がそんな思いになったのは、周囲で心配事が続いているからだそうで、親戚で3人入院している人があり、奥さん側の親戚の不幸が今月に入ってから2回もあったから。

 周囲の人達の病気や不幸で我が身の心細さを知ることになるが、彼の説明によると前述の全員が80歳を過ぎた高齢者、それは極めて自然の成り行きであると納得もしながら語っていた。

  本音は<自分に病や不幸の訪れがないように!>という願いだろうが、「思ったが吉日、神さんもいいけど健康診断を受けるべき」とアドバイスをしたら、「送 られるより送る側でありたいもの」「香典を貰うより出す側でありたいもの」と2人の現実的な発言で周りの人達も笑っていた。

 天気予報で は明日も雨模様、それも強く降ると予想されている。梅雨明けが8月になるなんて気象予報士の発言もあったが、今年の梅雨の雨は異常過ぎる。地球環境の変化 が原因しているのかもしれないが、環境問題が論じられた京都会議のことをもっと真剣に実践する姿勢が重要だ。

 熊本、鹿児島などで水害の ために通夜や葬儀が出来なかったケースが随分あったと聞いた。親戚や参列者も集まることが出来ないし、そんな状況で行政から避難勧告が発令されたらご遺体 をそのままにして逃げなければならない。そんな悲劇が実際に発生していることを理解願いたいものである。

 我が大阪でも過去に記録的な雨が降り水害に遭遇したことも。ご自宅に飾られた祭壇にまで水が押し寄せ、什器備品から幕まで大損害を蒙ったが、お柩を皆さんで高い位置に安置したので助かり、朝までそれこそ寝ずの番で膝まで水に浸かりながら待機していたこともある。

 また、運河の氾濫で幹線道路の杭全町や大池橋交差点が水に浸かって通行止め。その日に行われる葬儀の式場へ車では行けず、遠回りして電車を利用して到着したこともあったが、ご親戚の大半、それにお寺さんの到着が1時間以上も遅れた大変な1日ともなった。

 今、新しいスタッフ達が4人増え、宗教の基本的なことを教えているが、専門書で学ぶより分かり易いと好評みたい。「へえっ!」「嘘!」「そんなことが!」というような驚きの声がある。私の講義は物語風にして説いていくので受け入れ易いと自負している。

 そんなことを始めるきかっけとなったのは、スタッフが勉強のために本棚から持ち出してくる書物が専門過ぎて難しいから。それを「なるほど!」と理解に至れば次々にステップアップとなる。みんな揃って学ぶ姿勢も悪くなく、早い成長をと期待しているところである。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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