2006-08-23

臆病なのです  NO 1605


 九州出身の友人から何か嬉しいことがあったような表情で「明石まで電車で何分ぐらい?」という聞かれ、そこで喜ばしい出来事を教えられた。

 来る25日から明石公園と高砂球場で軟式高校野球の全国大会が行われるが、彼の母校が出場するとのこと。甲子園球場の熱闘が終わったが、軟式の選手達にとっての憧れの大会。それぞれが素晴らしい青春時代の思い出を刻んでくれたらと願っている。

「同窓会を兼ねて応援に行ってくるわ」と言った彼、横にいた奥さんの表情も幸せそうだった。

 自転車で走行中、空が俄かに暗くなり、しばらくすると雨。同時に雷が鳴り響き1時間以上も続いていたが、伊丹空港の近く豊中市では大阪で新記録という雨量がありびっくり。1時間に110ミリとは想像出来ない猛烈な雨、あちこちで冠水や住宅浸水があったと報じられていた。

 地震・雷・火事・オヤジの言葉があるが、今やオヤジのパワーダウンが否めない時代。代わりに台風や豪雨を入れるべきかも。そんな一方で科学の進化によって徐々に解析されてくる地震の恐ろしさが募る。

 東京へ出張することが多いが、前にも書いたように地下鉄が大嫌い。ややこしいからではなく<もしも地震が!>という恐怖感からだ。

  東京のホテル滞在中に何度も地震に遭遇した体験がある。最も驚いたのは錦糸町駅のマリオットホテルでの体験、今年の4月から東武ホテルレバント東京と改称 されているが、食事を済ませて部屋に戻り、ベッドに座ってテレビを観ていたら突然30センチほど上に飛び上がり、<何だ!?>と思った瞬間に横揺れが始ま り地震だと分かった。

 高層ホテルは揺れが大きくなるのが常識だが、ただベッドの上で這い蹲るしかない状態で、揺れを感じなくなった頃、テレビに地震情報が流されたが、震度5だったので<さもありなん>と余震に備えたことを覚えている。

  そんなところからディズニーランドや千葉の方へ走る京葉線の東京駅の地下ホーム、また秋葉原のつくばエキスプレスの地下ホームなどは遠慮したいもの。前に も書いたが上野駅の新幹線ホームなんて絶対に怖い深さ。仙台での講演の際に仕方なく利用したが、席に座って<早く発車して地上に出てくれ!>と怯えてい た。

 大きな地震では地下水や河川が問題になる。何処かで崩壊が発生すれば水の危険性も。とすれば避ける方が安全では。そんな臆病な性格は今後もずっと変わることはないだろうが、今、都市水害という新たな問題が起きている事実も知っておきたいものだ。

 病的ともいえる地下嫌いは、かたちを変えて地上にも影響を及ぼし「高所恐怖症」という問題を抱えている。これまでに仕方ない事情から57階や49階などに宿泊した体験があるが、部屋に入るとすぐに窓のカーテンを閉め、ガラスに近付かないようにしている。

 ヨーロッパに出張している娘の旦那のことが心配。エジプトでの列車事故に続いてはドイツで山火事で観光客が犠牲というニュースもあった。<今日は何処に?>と何気なくブログを覗いたらオーストリアのホテルに滞在していると書いていてホッとした。

 名古屋の塾生のブログに「カローラ」のことが出ていた。私が18歳で免許を取得してからしばらくして登場した車だが、その斬新なスタイルにびっくりし、発売から一ヵ月後に友人が購入「ドライブに行こう」と誘われてハンドルを握ったことをはっきりと記憶している。

 その友人も十数年前に亡くなってしまったが、新阪急ホテルで行われた彼の結婚披露宴で初めて友人代表スピーチをしたので忘れられない人物。改めて思い出に手を合わす。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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