2006-10-08

不気味な音は?  NO 1651


 台風並みの暴風雨で海も大シケ、船舶遭難のニュースが飛び込んできたが、山でも多くの人達が救助を求めているというニュースもあった。

 救助を求める人、救助に向かう人達、そして無事を祈る人達の存在など、そこには誰も描くことの出来ない命のドラマがあり、すべての人達が天候の回復を待ちながら自然に対する怒りと恐ろしさに震えている世界がある。

 誰も遭難すると思ってもみなかっただろうし、それらは車の運転で事故を想像しなかったことも同じこと。人の世はそれこそ波乱のシナリオに翻弄されるのもの。故に謙虚であるべきと言えるだろう。

 夕方、自宅の2階で着替えていたら、変な音が聞こえてくる。まるで地鳴りのような感じで約1分ほど続いていた。

 時計を確認すると午後5時37分。どう考えても地鳴りのようで<地震でも!?>と恐怖で身構えていた。

 幸いにして何も起きなかったが、その音がどうしても気になり、何かの前兆と勝手に判断、それからずっと危険に備える態勢にしている。

 さて、人は誰しも自分の聖域を有するもの。それは親子、夫婦であっても侵されたくない世界もある筈。それらはプライベートと仕事の両方に存在しているものである。

 仕事にあって私の聖域は音響機材がセッティングされたスペース。そこにおかしなものを置かれると強い抵抗感を感じるし、近くでスタッフや参列者が内緒話をされることも許し難い行為。

記録写真担当のスタッフがカメラを置いたらすぐに視線で「邪魔!」と無言の訴え、微妙な音声バランスの調整に神経を尖らせているのである。

 そこに生まれる緊張が仕事冥利ということも確かだが、そんなプロの領域を理解出来ない人達に環境を左右されることは耐え難く、どうしても、それらを総合してキャスティングすることになってしまう。

 そんなところへ飛び込んでくる駐車禁止の取り締まり、参列者の車らしいというところから呼び出しを掛けなければならない情けなさ。中には車庫の前に駐車している非常識な方もあり、交通警備員が嘆いている光景も少なくない。

  大阪は、取締りの路線を増やすという情報もあるが、「冠婚葬祭だから」という考え方で他人に迷惑を掛けるべきでない時代。市内は「P」マークのある場所以 外は全面駐車禁止である。静寂であるべき葬儀の場で「運転者の方はお車に」なんて呼び出しは不謹慎、送られる人や悲しみの遺族の立場でお考え願えれば幸い である。

 この数日、塾生からのメールや電話が多かった。それぞれが大規模な仕事を担当することになり、そこで生じる問題や悩みを訴えて きているものだが、返答よりも相談という行動で生まれる安堵感を求めてきているもので、みんな立派な技術と答えをすでに有している事実があることが推察で きる。それぞれの立派な仕事の成功を祈念している。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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