2006-10-01

無事故を願って  NO 1645


 国体の高校野球、沖縄の八重山や北海道の苫小牧がやはり強く、早稲田が完封勝利したのもさすがである。

そ れにしても凄まじいと言うべき人気、整理券入手のために徹夜された方も多かったようだが、三日前から並ばれたという人達にはびっくり。そんな中、警備員の 誘導で起立した際に押されて倒れ、数人が負傷された出来事は残念なこと。閉会まで事故やトラブルが発生しないように願っている。

 大阪市内の小学校で体育祭が行われた日、折悪しく朝から雨。孫の出場を楽しみにしていた爺ちゃん婆ちゃん達にも気の毒な思い。

大阪の茨木カントリークラブで行われていた女子日本オープン、藍ちゃんも雨との戦いで苦戦したみたい。2日目まで<あれっ?>と心配していたら、3日目はベストスコアで今日の最終日の注目が一気に高まったが、韓国の選手は強かった。

 イギリスではタイガー・ウッズが2日間驚異的なスコア、それこそ「別格」というパワーを「魅せ付け」ている。彼はこれからも様々な記録を塗り替えるだろうが、それらは歴史に残る名誉な記録。

 しかし、そんな一方に、我が大阪に不名誉な人生記録を残してしまったとんでもない人物が登場した。確か57歳と報じられていたが、1日に2回の飲酒運転事故を起こして検挙されたというのだからびっくりだ。

  飲酒運転で深夜の帰宅途中にタクシーと接触事故、検挙されて取調べが終わって帰宅し、その夜に飲酒運転でまた事故を起こしたという信じられない行動。担当 の警察官もさぞかし厭きれただろうと想像するが、こんな人物の被害者になるなんてご免蒙りたいもの。それこそ絶対に運転させてはいけない人格欠落者だと考 えてしまう。

 16歳の飲酒無免許運転の軽自動車がパトカーの追跡で横転、同乗していた男性1人と3人の女性が負傷したというニュースもあったが、定員オーバーという車に同乗する気になったこと自体が恐ろしい考え。友人は真剣に選ぶべきということも学んで欲しいもの。

 車の機能がどんどん進化、縦列駐車に導いてくれるシステムまで開発されているし、便利なカーナビを搭載する車も増えたが、「携帯電話が誕生していなかったら」「カーナビが搭載されていなかったら」というような、脇見運転を原因とする事故の増加が恐ろしいところ。

  遠い昔、人気の高かった作家が大型外車で死亡事故を起こした。その原因が「クーラーの調整で前方不注意」と新聞に報じられていた。当時の国産車にはクー ラーなんて珍しい時代。町のオジさん達の会話にあった「外車じゃなかったら事故は起きていなかったことになるな」という言葉が印象に残っている。

 如何にも作家という風貌だった人、確か還暦を迎える前に亡くなられた筈だが、ずっと事故に対する過失責任で後悔され、晩節はクリスチャンの宗教音楽に包まれる生活を過ごされたようなことを何かの本で読んだことがあった。

 数日前、交通事故の被害者に対する賠償額で3億という判決が下されていた。障害者となった息子さんを、ずっと介護しなければならないご両親のご胸中を拝察すると想像を絶する辛苦があるだろうし、交通事故の悲劇の虚しさが募ってくる。

 こんな状況の世の中に、もしも「金子みすず」さんがおられたら、どんな詩を創作されるだろうかと、ふと過ぎった夜だった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net