パソコンでソニーの電池が問題に。多くのメーカーにも関係するところから、世界中で回収となれば想像出来ないほどの辛苦のパワーを要するだろうが、日本の製品のイメージダウンを心配している。

　 批判出来るレベルにないが、この「独り言」を打っているのはソニーの製品。「ＮＯ　５３３号」からこの「ＶＡＩＯ」に変わったのだが、スタッフが買ってき てくれて初めて触ったクリックボタン、その「ぽこん」という安っぽい音に＜ソニーがこれ！？＞と驚き、酷使したからかもしれないが、始動してからすぐに聞 こえる冷却ファンの音には閉口している。

　便利な機能が満載されているらしいが、利用するのは文字の打ち込みばかり。誰もが驚く重量、持ち運びで苦労を強いられている。

　夜、講演の打ち合わせに呼ばれて出掛けた。その帰路に数人で立ち寄ったお好み焼き屋さんでの出来事。隣接するテーブルの会話がはっきりと聞こえてくる。初老年代の３人の男性、かなり酔っ払っている感じだが、その話の内容が面白く、ここに記憶するままにしたためよう。

「ＥＴＣは割引されるから得だぞ。それに渋滞する料金所で便利だ」

「俺は、絶対に加入しない。ちょっとぐらい損をしても現金主義。何故だか分かるか。そこに秘密があることを知らないだろう」

「なんだ、その秘密ってのは？」

「友達だから教えてやるが、あれは、全部、国家が国民の行動を把握できるシステム。誰が何処へ行ったか分かる、ということは税務署にも情報が流れるということ」

「誰がそんなことを教えてくれた？　お前なあ、税金払うような仕事をしてねえじゃねえか」

　世の中とは様々な考え方が生まれるもの。小説もドキュメントも何でもあり。こんな会話でワイワイするお好み焼き屋さんの世界が大好きな私。地方から来社された人達を伴って行ったことも少なくないが、みんなに歓迎されている大阪の「食」の一つでもある。

　しかし、このオジさん達、帰り際のレジのところで「ビール飲んだから自転車を押して帰るか」と言われていたから＜ご立派！＞と思ったら、間違いなく自転車に乗れないほどフラフラだった。

　医師の指導でビールを断っている私、血液検査によると「プリン体」摂取がいけないとのこと。退院後、定期的に血液データーを確認しているが、禁煙したこともあって健全な血液になりつつあるよう。

　お好み焼きにはビールが最高だが、ウーロン茶で食するのも中々のもの。出つつあるウェストを気にしながら少し残して勿体ない気が。