2007-05-19

北国行きで?  NO 1866


 遅くに銭湯へ行って戻ったら大雨、しばらく激しい稲光と雷鳴が聞こえていた。

 そんな中、友人夫妻と会った。彼らは奈良県の五條の山の中で小屋を建て、畑仕事を楽しみ色々なものを作っているが、「参ったよ」と嘆いている。

 西瓜、カボチャ、大根などの収穫を楽しみにしていたら、全部をイノシシに掘り返され、無残な状態に衝撃を受けて戻って来たところだった。

 それだけではなかった、百合の根も楽しみにしていたのに全てが倒されてしまっており、横に縦穴が掘られて根っこが全滅となっていたそうだ。

  横で奥さんも嘆いている。「椎茸も鳥に突付かれてしまってダメでしたの。主人がショックを受けてしまって慰めているのです」とのフォロー。これだけは自然 界が相手だけにどうにもならないようで慰めの言葉も見つからず、日本酒をいただきながら同情のひとときを過ごしてきた。

「百合はダメだっ たけど、小屋の横に植えたカサブランカは助かっており、香りが違うのかなと興味を感じている」と言った彼、すかさず奥さんが「きっと、もう、今頃被害に 遭ってしまっているでしょう」との言葉、やさしいイメージの言葉遣いだが彼に残された最後の砦が崩壊したような寂しい表情に気の毒な思いをした。

  その彼が、名古屋の立て篭もり事件に怒りの意見をぶちまけていた。「被害を受けた警察官を5時間も放置するなんて考えられない行動、家族のことや全国の警 察官の立場を考えると腹が立って仕方がない」と意見に同調したが、こんな愚かな行為を仕出かした犯罪者に対し、国選弁護人の費用や裁判費用から懲役刑の過 程に費やされる税金が勿体ない思いがしてならず、信じられない事件が続く我が国内の出来事に寒々とした思いを抱いている。

 出張があり、そのまま北海道へ入るが、今日も気象庁発表の3時間毎の天気予報を確認をすると想像していた以上に気温が低いようで、朝夕のことを考慮し、ジャケットとセーターをバッグの中に入れておくことにした。

 立ち寄りたかった青森県の八戸市の同業者だが、今回はどうしてもスケジュールが合わず、申し訳ないが直接に北海道に入ることになる。

 目的の主体を終えれば共に行動した世界もあるが、そこから様々な行動を考えてみたいと目論んでいる。

 忘れ物のないように荷物をチェックしているが、携行するバッグと礼服だけでも大変だし、パソコン専用バッグをどうするかで悩んでいる。

こんなことだったら、敦賀から車だけフェリーで運び、<到着地である小樽か苫小牧で車を受け取って行動する道もあったな!>とも思っている。

 さて、どんな北国の旅となるのだろうかと期待を寄せる。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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