2006-04-16

食欲回復に  NO 1477


 また銭湯の話題で恐縮だが、最終の客になって今帰ってきた。手足の指先を温めることが重要と教えられ、ずっと就寝前に行くことにしているが、今日は偶々リハビリの先生と会い、広い銭湯を活用したリハビリの仕方を指導いただく幸運に。

 今日の温めの湯船はヨモギの湯、何か気分が和らぐ香りに包まれた感じ、ちょっと長めの時間を過ごしてしまい最終客になった。

 さて、午前中、スタッフから「協会のメンバーさん達が来社されます」と電話、急いで雨の中を自転車で会社へ向かった。

 遠方からやって来てくれた彼らに心から感謝をし、互いの健康管理の話題に進展。日に4箱というヘビースモーカーだった人物が「3ヶ月前から禁煙です」と誇らしげ。それから身体に感じ出した良い兆候変化を語ってくれた。

 玄関まで見送ったら今度は自宅から電話、遠方の知人が間もなく到着するとのこと。そこで急いで自宅に戻る。

 これまたご丁寧なお見舞いに恐縮、30分ほどお話しをして玄関に出ると、そこで友人の割烹のオヤジとばったり。「30分ほどしたら来るわ」と言って何処かへ行った。

 やがてインターホンが鳴り、彼が手土産を提げてやって来た。「これだったら食べられるだろう」と出されたのはお好み焼き。彼の奥さんの実家が人気の高いお店、そこで特別に焼いてくださったものだった。

 あまり食欲がなかった昼食時、彼のお陰でちょっと食欲が。一緒に食べて何か元気になったような気がした。

 この「お好み焼き」には深いつながりがある。ご主人が焼いて下さったようだが、奥様が「動脈瘤乖離」の病気でご逝去、私がご葬儀を担当申し上げ、その時にこの病気の恐ろしさを知った経緯があった。

 そのご主人が78歳からゴルフを始められ、今では休日のゴルフが何よりのお楽しみだそうだが、「ゴルフなんて絶対にやらん」と言い切っておられた人物、お浄土の奥様もさぞかし驚かれておられるだろうと拝察する。

 食欲のない時に「お好み焼き」は食し易いもの。環状線の寺田町駅近くの25号線にある大きなお店「千代」の名前は亡き奥様のお名前「千代子様」からご命名、昼食時と夕食時はお客さんが並んでいるほど繁盛している。

 弊社の2階に上がる階段のところに飾られた見事なフルーツの絵画、それは、そのお父様がプレゼントくださったものだし、立派な姿見は割烹のオヤジが厳選してくれたプレゼントである。

 人生とは出会い、ここにも素晴らしい出会いがあったと喜んでいる。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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