2006-03-18

手術モードに  NO 1458


 明日のお客様のために<何とかラベンダーの花を!>と、北海道のメンバーに無理なことを依頼をしたスタッフ、きっと彼女が感激している筈。メンバーが花の手配だけではなく、メールで何通ものメッセージを送信してくれていたから。苫小牧市民斎場の沖本社長に感謝の合掌を。

  夕方、音響や照明でお世話になっている会社の社長が来室、彼が過去に受けたことのある特殊な検査について伺っていたら、突然、お寺様がお見舞いに来てくだ さってびっくり。<どうして、ご存じ?>と思っていたら、今日のご葬儀で導師を務められていたそうで恐縮しながら納得。

 さて、今日、総合的な検査結果を担当医師から拝聴したが、結論として手術に進むことになった。病名は「腹部動脈瘤」である。

考古学の「旧石器研究」第一人者であった東北大学の芹沢名誉教授が16日の午後にご逝去、「胸部動脈瘤破裂」という病名が発表されていたし、過去に俳優の石原裕次郎さんが「胸部動脈瘤乖離(かいり)」で亡くなっている。

私はそれらから比べるとはるかに軽いものだが、司馬遼太郎さんが亡くなられた病と同じ。司馬さんの場合は「破裂」に至ってしまった悲しい事実があった。

6センチ以上になれば手術を勧めるというのが定説のようだが、中には8センチや10センチの人もおられるそう。

 4,8センチというのが私の現実。まだ手術をしなくてもという考えの方が強いが、いつかは手術しなければならないものだし、破裂という最悪だけは避けるべき、後悔だけはしたくないというのが結論だ。

「手術に失敗したら後悔するじゃないの?」という考え方もあるだろうが、麻酔で眠っている状態からすれば「後悔することはない」との「寿命」への「悟り」でもある。

 成功率は98パーセント。手術時間は6時間ぐらいと伺っただけで貧血気味、というのは嘘。病と寿命は別というのがこれまでの哲学、それが正しいと自身で証明するためにもまだまだ長生きするつもり。

 ただ、術後が大変だそうである。手術の次の日から歩く努力が必要で、痛みに泣いても「歩け!」というアドバイスを頂戴したので努力する。

 月曜日に入院してから一週間だ。今週に受けた検査結果はどれも素晴らしく、気をつけなければならないところがはっきりと分かったことに喜んでいる。

 明日から手術の準備モードに入り、明後日の朝から本番に入る。麻酔科の先生のお話も伺った。手術に伴う危険性についても説明を受けた。

 明日の号で「遺言」モドキでも書いておこうか? その前に、これまでに出会った全ての方々、そして触れた全ての命に感謝をしなければならない。

 今日、特に感謝を申し上げたいのは自宅前のお医者さん。検査結果が先生の推察通りであったことを報告申し上げ、取り敢えずこの「独り言」で手を合わせ、退院の暁には割烹「豊水」さんにご一緒くださるように願っております。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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