2017-05-03

行けるかな?  NO 6953

凾館 五稜郭前号で触れた朝鮮通信使について加筆しておくが、通信使の一人が体調不良から大阪で亡くなり、その墓があるお寺で慰霊式が行われたのだが、導師を勤められたのは勿論そのお寺ご住職だった。

その後にNHKの番組で朝鮮通信使の特集番組が組まれ、そのお寺の墓についても取材された歴史もあるが、資料として公開されている当時の絵画などを見ると大層な行列で、想像以上に大規模な外交だったようだ。

さて、大病を患ってから履いていた靴を何度か変更したことがある。障害者用の履き易いタイプを選択していたが、少し歩行に問題が生じ、踵から地面に着地する際に底が薄いタイプは衝撃が強く、エアークッションが入ったタイプを選択するようになった。

元気な頃は自宅から大阪環状線「寺田町駅」まで6分で歩いていたが、今は15分も要するようになった。それだけ歩行速度がダウンしてしまった訳だが、フラフラでも歩くことが出来ることに感謝をしなければならないと思っている。

これまでに行った所を再訪したいと思っている。交流のあった人物が招いてくれた料亭が凄かった。2階建ての和室の広い部屋で昼食を共にしたのだが、部屋から日本庭園に降りることが出来、芝生の中に設えられた石の景観が上品な情緒があり、背景には瀬戸内海の美しい絶景があって素晴らしかった。

「素晴らしいですね」と仲居さんに言ったら、「このお部屋は昭和天皇がお食事をされた由緒ある歴史があり、今は宿泊することも可能となっております」と聞き、「すぐに今晩お世話になれますか?」となって宿泊して来た思い出があるのだ。

今でも存在するのだろうかとネットで検索したらそのまま営業を続けておられることを知った。この世に存命する内に立ち寄りたいが、それこそ「見える内に」「動ける内に」と行動しなければ意味がない。

暗くなった頃に友人から電話があった。久し振りに食事をすることになって時間と待ち合わせ場所を約束したので楽しみである。

過日に立ち寄った「日本一の藤の花園」だが、まだ三分咲きだったので残念だった。テレビのニュース映像を観ていたら北海道で桜が満開となったと報じていた。過去に函館の友人に五稜郭に連れて行って貰い、タワーの上から公園を見たが、秋だったので桜の花は咲いていなかっても、桜の木がいっぱいあることを確認して春は最高だろうなと想像していたことを思い出した。

凾館で宿泊した湯の川温泉のお気に入りの旅館があることを何度か書いたが、ここももう一度行きたい所である。もし行けることがあれば五回目の宿泊となるが、純和風のイメージが素晴らしく、大浴場と朝食が印象に残っている。

北海道へは飛行機を利用するのが便利だが、飛行機嫌いなので日本海側のJRを乗り継いで行くことも考えている。

60歳を迎えたら舞鶴か敦賀からフェリーを利用して北海道の温泉を車で巡りたいと考えていたが、大病を患って不可能となった。運転免許証も返納したので仕方がないが、我が人生の心残りの一つである。

65歳以上で運転免許証を返納すればタクシー料金を割引する案も出ているみたいだが、どこへ出掛けてもシニア割引があるのでパスポートや健康保険証を携行するべきだろう。

今日の写真は函館の「五稜郭公園」を。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net