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2004-12-02

プロの友情で   NO 993


 協会のメンバー掲示板を覗くと「情報提供を」と書かれてある。なかなか難しい問題、仕事に追われていて気付くのが遅くなり、申し訳なく思いながらファクシミリを送信することに。

 20ページの送信、「こんな情報なら持っている」としたら大変。貴重なペーパーを消費させてしまったことになる。その場合はごめんなさい。

 花の装飾、音響、照明などのプロ達が来社、会場設営に取り組んでくださる。和風、洋風とイベントによって「しつらえ」が変化するのは当然だが、彼らの技術は凄いもの。「完成です」と言われて2階に上がったら、そこは別空間という世界があった。

 時間的な問題で基本的な部分は俄か作りだが、全体的なバランスは見事なもの。これを1日で片付けるのは勿体ない思い。

 照明機材はコンピューターで計算された世界。たった2箇所のライトでどんな色も演出可能。色の三原色を自由に組み替え出来る不思議な機材。今回、特別にセッティングくださった。

 それを使ってリハーサル。ミキサーは弊社で最も元気そうな秋田県男。音響のプロから「理解が早い」と褒められていた。

 彼とペアを組む司会担当の女性社員。彼女には演奏も担当させる。二人のコミュニケーションに全てが掛かっているので檄を飛ばすが、花のプロ達から「うまい、最高」なんて言われて喜ぶのはダメ。本番が終わってから言われるようにとアドバイス。

 遅くなってプロ達をお見送り。そんな時、思い掛けないお方がご来社。事務所内にいたスタッフ達に紹介したら全員が緊張の面持ち。正直に暴露すると、私が最も緊張していたのかも?

 このお方、ホテル業界では超有名な人物。誰もが知られる一流ホテルの社長で、総支配人のご経験もあられるお方。

 わざわざ遠い他府県からのご来社なのに、弊社には社長室も応接室も存在しないので困ってしまう。そこで仕方なく「制作室」と表記のある「隠れ家」にお入り願った。

 「最近の傾向は?」というご質問、そこでちょっとした映像をご覧いただいたが、ご興味を示されたのは「司式」バージョンの世界で、不思議なご体感となられたようだ。

 話が進展し、シンセサイザーのプロの演奏と私の司会をセットして、映画音楽をホテルで企画したいとのお言葉も。それらは弊社が企画した今月のイベント情報をご覧になってから。

  上質な音楽を優雅な空間で、そんな本当の意味での発想をされるホテルが少ないのが現状。著名な芸能人を売り物にした高額のディナーショー、その売れ残りチ ケットが出入り業者を泣かせている事実。お客様から「次は、いつ?」と言われる企画をされるべきと僭越なアドバイスをしてしまって反省。

 しかし、そんなコンサートを葬儀社である私が描いている。こんな道楽の本当のパワーを知られたら驚かれるだろうが、音楽は、これからも生涯の友人であり、きっと音楽を愛する方々が集われると確信している。

 そうそう、今日の出来事で重要なことが。民謡の夕べをお手伝いいただく女性の来社。ブライダル司会者の世界では超有名人。顔を知るのは私だけ。桃谷駅まで車でお迎えに行った。

 隠れ家で「ややこしい」原稿を読んでいただく。実際にマイクを使用しての本番イメージ。コンピューター制御で2階のホールと同じ響きを設定する。さすがに「うまい」の一言。一回だけで完了した。
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