2009-08-09

いよいよ選挙モードに  NO 2501


 昨号で書いた葬儀、開式の1時間ほど前に式場に行った。受付を担当くださっている方々とは昔から交流があるし、メモリアル・ボードで故人のことを確認したかったからだ。

入院していたことをご存じの葬儀委員長さんや役員さん達からの「大丈夫?」というお言葉に恐縮したが、交通警備担当のガードマンや接待担当のスタッフ、それに女性司会者に「よろしくね」と頼んで式場を後にした。

  書道に造詣深かった故人の作品が並んでいたが、それらの全てが今は遺品となってしまった。中に「いろはカルタ」もあったが、その言葉が特別な意味として感 じられる。それは単に遺品となった作品だからだろうか。いや決してそうではない、それは見事に生き抜かれた証しを物語っているからだろう。

 人生にあって何かの趣味は大切だろう。どんな作品であってもその人柄が表現されている筈。それらを分析するなんて僭越なことだが、メモリアル・ボードとは人生を表現するべき背景があるのだから重たくあるべきものである。

 入院中の体験だが、高齢者の患者さんの家族がビデオで記録撮影している光景を見たことがあり、明るい笑顔で「葬儀の際に皆さんに見ていただくの」とご本人の前で仰ったので驚いたが、それもありかなと思うこの頃である。

 今日は、過日に収録したテレビ番組の放映日だった。誰にも観ていただきたい思いはなく、昨号でも触れなかったが、偶然ご覧になった懐かしい人物から電話があり「声、どうしたの?」と聞かれた出来事もあった。

 夕方、商店街に買い物に出掛けた妻が「テレビ、見たよ」と多くの方々から言われたそうで、想像以上に視聴率の高い番組らしく恥ずかしい思い。

  昨号で北海道のことを書いたが、ニュース特集で北海道を選挙区とする政治家達の日々を伝えていたが、その中に何度か宿泊したことのある登別温泉の映像が目 に留まり、民主党の鳩山代表の奥さんが旅館やホテルを回られ、「北海道から初めての総理大臣が」という会話が交わされていた。

 そのご本 人である鳩山代表は、今日は大阪の地におられ、我が生野区の大池橋で演説されるというポスターが貼られていたのでびっくり、大池橋は、弊社の本社前の今里 筋を北へ700メートルほどという近く。<こんなところに!>と思いながら、今度の総選挙がふつうではない状況にあることを改めて知ることになった。

 9日は長崎の日だし、数日後には日航機事故が発生した日を迎える。8月は犠牲者の皆さんに手を合わすことが続くが、それは二度と起きないようにと祈る意味もあるのだ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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