2014-02-06

様々な慣習 パート2  NO 3531


昨日の号で「まぐまぐブログ」の発信原稿について触れたが、事務局に新しい草稿を送信しておいた。タイトルは「縮辞」と「長辞」で、披露宴での長い「祝辞」と、これまでに体験したびっくりの「弔辞」について紹介しておいた。

ご登録くださっている方々には今月中に届くだろうが、まさに世の中様々という体験談なのでご期待を。もしもご希望の方がございましたら、上部<HOME>から「幸せ列車」のHPにお進みいただき「久世目線」で案内申し上げた方法で「まぐまぐブログ」にご登録ください。

毎週「水曜日」の送信となっていますが、恐縮ですが「まぐまぐブログ」は有料で、現在では月間「735円」となっています。

昨日の「まぐまぐブログ」をご笑覧くださった方からメールがあり、お通夜の前にご出棺があるなんて信じられない。そんな慣習はすぐに止めるべきというご意見を頂戴したが、この「独り言」でその背景を加筆しておくことにする。

所謂「骨葬」と呼ばれる慣習だが、お通夜を終えて次の朝に火葬を行い、お骨になってから葬儀式を執り行う形式と、お骨でお通夜と葬儀という形式である。

これらは、知られる漁港を中心に広まって土着してしまったようで、喪主を務めるべき人物が漁船で遠方に行っており、無線もない時代だったので先にお骨にして帰りを待ってからという考え方から生まれたようである。

しかし、漁港でない山間部でもそんな慣習が行われているケースもある。そこは元々そうではなかったが、地元の産業である養蚕の繁忙期には近隣や参列者までどうにもならない状況があり、その家だけで火葬を済ませて落ち着いてから葬儀を行うと言う形式に至ったようである。

い ずれにしても、他府県に在住する家族や親戚の人達が訃報から駆け付けたら、すでに火葬していたとなれば対面も出来なくなる問題があるので考えたいものだ し、お通夜の前日の夜を「仮通夜」と呼称することもあるが、入棺するより布団で休まれている方が柔らかいイメージがあるところから、出来るだけ納棺を進め ないケースもあることも参考にして欲しいものである。

「葬儀は人を集め、人を走らせる」という言葉があるが、それぞれの方々が、それぞれの地の慣習を持ち寄って参列されるので、時には慣習の異なりが思わぬ揉め事に発展することもある。

我々司会者は、葬儀式を始める前にそんなことを想定し、葬儀の慣習はその地方独特ということも多くあるという説明を伝え、大阪なら「大阪の形式で」とお断りをするのも大切である。

結びにシーンのブログ「会長のコラム」と「幸せ列車」のコラム「各駅停車」の更新をいたしましたのでご笑覧を。
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