2003-06-27

長距離走行      NO 469

昨日、急に関東方面へ出張することになり、名神、中央道、長野道、上越道、上信越道、北陸、東海北陸道などを経て帰阪した。

 ホテルにより旅館の方がというところから、宿泊したのは「舌切り雀」で名の知れる磯部温泉。部屋に着いてパソコンを確認したら「圏外」。そこで1日、お休みとなってしまった。

 地方を走行すると緑が美しい。雨や霧に遭遇したが、久し振りの目の保養になった。

 私はミルクが嫌いだが、北海道や信州に行った時には飲むことにしている。なぜか、そんな気持ちになるから不思議で、今回も1本飲んだ。

 ミルクが嫌いになった理由は、小学校時代の学校給食。脱脂粉乳の洗礼を受けた年代で、3年生の時、厳しい先生にいつも無理矢理に飲まされた体験があるから。

 最近、高速道路での大事故が多いようで、毎日のようにニュースで報じられている。自分が起こさなくても巻き込まれる危険性もある。そこで前後の車間距離をいつも確認し、カーブの手前では<もしも前で事故車両があったら>と予測をし、余裕を持った安全運転に心掛けた。

 お陰で何度も遭遇した覆面パトカーのお世話になることもなかったが、1回だけトンネル内で飛ばした。それは、一瞬、地震のような揺れを感じたからで、早く抜け出そうとアクセルを踏んだ。

 しかし、夕刊にそんな記事はなく、<あれは何だったのだ?>と不思議に思う。

帰路の名神で、バスストップのようなところから白い乗用車が走行車線に入ってきた。80キロ制限の区間で、その車の後方に続く。速度は90キロ。

 5分ぐらいすると、その車が広い路肩で停車した。追い越しながら見ると覆面パト。

 そのまま走行し、やがて大型トラックを追い越す。速度は95キロ。バックミラーを見るとベンツが猛スピードで追い着いてきている。そこでトラックを追い抜いてすぐに走行車線に戻った。

 ベンツの後ろに、さっき停車した筈の白い車が追走している。<気の毒に>と思った瞬間、天井から飛び出した赤色灯が廻り出した。

  おそらく40キロ以上はオーバーしていたと推測するが、レーサーみたいに縫うように走っても時間の差異はあまりない。高速道路の走行は、流れに乗って自分 のペースで走るべき。違反の検挙なら反省で済むが、事故となったら大変だ。運転のプロではないが、人生のプロと考えれば、後悔だけはしないように走行した いもの。

 あちこち回り、1300キロを走行してきたことになる。スタッフ達は、「年寄りなのにびっくり」と揶揄しているだろうが、美しい自然の中を、好きな音楽を聴きながら走ることもストレスの解消になるもの。

しかし、疲れた。この原稿を発信したらオヤスミナサイをいたします。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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