2003-05-28

日付が変わる前に    NO 443

葬儀が終わって火葬場に向かう。霊柩車の後ろに6台の自家用車が続く。信号で途切れば何処かで停車して待ち合わせる。

先頭を走行する霊柩車。その運転手の後方確認も重要な仕事。横断歩道の青の点滅時に後方を考慮し、黄信号の前に交差点で停止することもある。

 途中で4回の待ち合わせがあって火葬場に到着。お納めをして帰路は料理屋さんに直行。

ご当家担当の弊社スタッフが、料理屋さんでの「御斎」の約2時間、別室で待機していたが、いつも食事を「およばれ」するそうで、今回も男性スタッフから「女性は得だ」という声が上がっていた。

 しかし、問い質してみれば男性スタッフ達もいつもお世話になっているそうで、それらはメニューの話題で暴露されることになった。

 料理屋さんには心から感謝を申し上げるが、弊社のスタッフよりもお客様の方が大切。どうぞお気遣いないよう切望しているし、食事代として弊社に請求をしていだだければと思っている。

 私は、お寺様をJRの駅にお送りするために車を運転していたが、その車内で『変わりゆく葬儀』が話題となった。

 お寺様は、若い方。宗教者として危機感を抱いておられるとおっしゃり、高齢のお寺様達の意識改革が難しいと嘆いておられた。

 ホテル葬や無宗教の話もあったが、最近のブライダルの変化が葬儀の変革の姿を物語っているということで一致した。

 今、時計を見ると23時45分。ご不幸のあったお家に参上している女性スタッフが打ち合わせをしている頃。帰社するのはおそらく午前2時頃になるだろう。

 彼女は、今日担当のお客様から感謝のお言葉を頂戴し、「ご親戚の方がご予約をくださいました」と言っていたが、「この1年で顔付きが変わってきた」という声を、取引先やお客様から聞くようになってきた。

 それは、きっと彼女の心の中に元々光り輝くものがあり、それが表面化してきたというで、自身の仕事に「プロ」の意識を抱き始めた証と言えるだろう。

 明日はスケジュールに追われているが、今から創作しなければならない原稿に時間が掛かる。彼女が帰社する頃までには仕上げたいと打ち込みを始めよう。

 今頃、東京で熱い論議で盛り上がっている若い協会のメンバー達。また掲示板で語り合おうではないか。
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