2003-08-14

将来への不安     NO 515

最近、インターネットの活用が進んでいるようだ。

 ある銀行が調査をしたところ、社員数100人までの会社と100人未満での活用の度合いは格段の差があると分析していたが、業務範囲がグローバルになったと答えている企業が増えているという。

 弊社のHPがリニューアル発信されてから2週間が経過したが、この数日で興味深いことを何度も耳にすることになった。

 通夜の弔問者に手渡す返礼品。セカンドバッグや傘を持っておられる方々のために手提げ袋を用意しているが、そこにアドレスを明記した頃から発生してきた兆候である。

 弔問の方が次の日の葬儀に参列される。そこで弊社のスタッフに対して、「高級葬儀とは名前を知っていたが、HPで調べたら全国展開をしているので驚いたよ」というお声もあった。

 その方々は、通夜の際に行われる弊社のオリジナルサービスを体験され、興味を覚えてHPを開かれる行動につながったようだが、この独り言の発信に対して「信念を貫く姿勢を感じて面白い」とおっしゃってくださった方もおられた。

 「あの『天下り』の社葬の拒否、共感したよ。あんなの我々庶民の税金の無駄遣いで、勇気ある問題提起だと感心したよ」

 そんなお言葉に「弊社は哲学主義で、ビジネス感覚が欠如しているとのご指摘もあります」と返すと、「それで企業運営が成り立つなら立派なことだ」とお慰めいただいた。

 そんな中に、インターネットの世界に卓越された方がおられた。

 「貴社のHP、誰が制作したのかね? ネット社会を熟知していて上手く創られてある。年内にすべて文字のキーワードでトップに登場することになるだろう」

 そう、ご指摘いただいても私には分からない。しかし、詳しい社員に、「とんでもない検索でトップに登場していて信じられないぐらいですよ」と教えられ、<よかったのかな?>と単純に思っている。

 私が弊社で出来ることは限られ、社葬のプロデュースやシナリオ創作。それに司会を担当し、後は、この独り言を書き上げるだけ。

 そんな駄文の列記がアクセスアップに貢献しているのだから世の中分からないもの。

 ちょっとサボっていると、「今日の分がまだ発信されていません。早く書いてください」と急かされる。

 今、本業のシナリオやナレーションの創作の他に、1日、2本のコラムを書いているが、その所要時間が約1時間。こんな日課の責務がだんだん億劫になってきた。

 正直言って、ネタ探しが大変。それさえ発見に至れば乱文でもページが埋まる。

 私の生きた証として始めた「独り言」。いつまで続けることが出来るのか、段々不安になってきたこの頃である
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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