2016-01-14

こんあことも  NO 4435

舞鶴湾 釣り筏東北や北海道で大きな地震が続いている。何かおかしな感じがするがご仏縁に結ばれる人達が多いので心配する。

バリ島やジャカルタなどで爆弾テロが続いている。数日前にはトルコで多くの被害者が出ていた。何度も書いたように宗教と戦争は人を変える。危害を加える方は自分達が正しい行為をしていると思っているのだから始末が悪い。断言出来ることは被害者のことは全く考えていないということ。だから自爆テロという行為に走る訳だが、宗教の影響がどれほど凄いかを理解することも重要である。

廃棄処分のカツを転売していた事件が表面化した。我が国内にもこんな信じられないことをやる連中がいたとは衝撃だが、氷山の一郭でないことを願ってしまう。

上方の落語の重鎮であった桂春団治師匠のご逝去が報じられていた。享年85歳、少しご仏縁があったので合掌を申し上げる。

師匠が先代に弟子入りしたのは私がこの世に生を享けた1947年のこと。師匠の落語を初めて耳にしたのはラジオの世界だったが、「いかけや」「子ほめ」「野崎詣り」「代書」などを記憶している。

その後、テレビで演じられる姿を目にしたが、まくらがなくて本題に入られることと、途中で羽織を脱がれる所作が印象に残っている。

昨年にご逝去された桂米朝師匠や酒をこよなく愛された笑福亭松鶴師匠、先代桂文枝師匠と共に四天王と称されていたが、落語家の中でも粋なイメージのある人物だった。

師匠が昔に寺田町駅付近におられたことを聞いたこともあるが、師匠とは忘れられないことが何度か釣りにご一緒したことで、行先は舞鶴の白杉の筏でのチヌ釣りだった。

出発場所は大阪市立瓜破斎場で、1昨年の秋に亡くなった同業者が関西演芸協会の相談役をしていたこともあり、斎場の職員達と同好会を組織、いつもマイクロバスで深夜に出発する行程を組んでいた。

参加者の中には河内音頭の師匠達もおられたので楽しい往復となったが、真夜中の12時頃に釣り道具で独特のスタイルでタクシーを停め、「瓜破斎場へ」と伝えて乗せて貰うのだが、結構距離があって料金もそこそこなので歓迎される雰囲気があったのに、瓜破斎場の近くまで着くと回りは団地や住宅ばかり。そこから奥は誰もその時間帯に行くことのない霊園斎場入って行く訳なので運転手さんがいつも<強盗かも?>と誤解されていたこともあったようで、「釣りに行くのです。この奥の駐車場にマイクロバスが来ている筈ですから」と言っても中々信じて貰えなかったのも無理はなかっただろう。

白杉の同じ筏で師匠とご一緒したが、釣果に関してある問題が生じることになってしまった。筏まで運んでくれる船宿の女性が師匠のファンだそうで、朝食、昼食だけではなくお茶やお手製の飲み物などを何度も持参して来てくれるのだが、その度にせっかく寄せていた魚達をエンジン音や振動で散らせてしまうことになり、「有難迷惑や」とぼやかれていたことが印象に残っている。

前述の同業者は大阪の葬儀業者では名物的存在だった。私はその人物達と老舗ばかりで「五人会」を結成していたが、現在存命しているのは私だけになってしまい、その内2人の葬儀の司会を遺言から私が担当した。

企業経営者は芸能人、スポーツ界の著名人、角界との交友は避けなさいと教えられていたが、この同業者から掛かって来る電話は突然の呼び出しばかり。指定された場所へ行くとかなり著名な芸能人が来られていたことも少なくなかった。

今日の写真は舞鶴のチヌ釣り筏を。
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