2016-01-05

医療制度の変化  NO 4426

病室から新しい年を迎えて法律に基く制度に変化が生まれている。掛かり付け医師の紹介状なしに大規模な病院に行くとこれまでより高額な追加金を支払う義務が課せられ、ちょっと気を付けなければ負担が増えることになる。

また喫煙に関して公共の場では禁煙される方向で進んでおり、一般的なホテルでも分煙に関して厳しくなりそうである。

夕方、大規模病院での検査に付き添った。待合い室にいるとチャイムの音が聞こえ、院内感染対策委員会からのアナウンスが流れた。インフルエンザとノロウイルスを原因とする感染性胃腸炎が流行しているので院内に入った人達はマスクで予防したり手洗いを徹底するように案内していた。

もしもそんな症状のある人は、見舞いも遠慮するようなアナウンスも耳にしたが、この季節は特に湿度に気を付けたいものである。

随分昔のことだが。ある専門医がインフルエンザの菌は高温多湿に弱いという指摘をしていたことを知り、それから銭湯の乾式サウナを止めてスチームサウナ専門になったきっかけでもあった。

院内のテレビで最新型の検査機の導入について紹介していた。レントゲンも高度なレベルアップとなっているし、超音波の検査機やマルチスライスCTスキャンの登場から短時間で詳細な撮影が可能となっているし、放射線を受ける時間が短くなっているので患者にも優しくなっているようだ。

大阪環状線の桃谷駅のホームで電車を待っていたら手押しバッグ姿の女性に声を掛けられた。随分昔にある組織団体でご一緒した方で、お孫さんを伴っていた。

「お互い齢を重ねたわね。ちょっと怪我をしてからこんな状態になってしまって大変なの」と嘆かれていたが、互いがこうして何処かへ出掛けることが出来るだけ幸運なのではということで納得し合った。

小学2年生という孫さんの男の子が可愛かった。「イケメンだね、男前だ」というと「有り難う」と嬉しそうな表情を見せ、次々に質問をして来たが、私の杖を触って興味深そうだった。

新年明けて5日目となるとホッとする。昔から葬儀という仕事に従事していると年末や正月は嫌いだった。スタッフそれぞれに休みなく業務を担当させなければならないし、仕入先の大半が休業状態になるからで、お客様に様々なご不便を強いる環境があったからである。

年末から正月の間に休診となっていた医院も明日から診察が始まる。この間に何かあれば大変だと心配していたが、幸い何もなかって安堵した。

疾病の発病は不思議と休日や週末の夜が多い。自宅近くの幹線道路を何台もの救急車がサイレンを鳴らして走っていた。

過去に土曜日の夕方に異変を感じて月曜日まで我慢していたら想像以上に悪化してしまって大変な目に遭ったこともあるが、おかしいと気付いたらすぐに行動するべきと考えたい。

多くの病院の診察券を所持している。それらはいつも散歩の時にポケットに入れている。何かあればその病院に搬送されたら過去のデーターがすぐに出て来るからである。診察券とはデーターを開くパスワードみたいな存在である。

社会はカードで溢れている。コンビニやスーパーでもカードを発行しているが、自分の命につながる診察券は大切な物だと認識したい。

今日の写真は過去に入院していた時に撮影した病室からの一枚を。
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