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2005-11-24

明日に向かって  NO 1341


 風邪が流行しているよう。数名の社員に症状があり心配している。夜間、早朝関係なしに走り回る彼ら、連日遅くまで懸命にお客様の担当をしてくれる姿に手を合わせている。

 昼頃から全国のメンバー達がやって来た。個性あふれる「悲しみのプロ」達、さすがに持ち寄ってくる内容が凄い。こんな中にメンバーでない葬儀社の人がいたら卒倒する世界だろうと想像する。

 北海道のメンバーがオープン化してくれたソフトに衝撃が走る。メンバー達全員を唸らせたのだから立派なもの。それぞれがどんどん進化している事実を目に嬉しい思い。

 その内容については何れ紹介することになろうが、今日は、四国のメンバーが聴かせてくれたCDについて触れさせていただこう。

 手作り葬儀で全国にその名の知れた高知県「おかざき葬儀社」さんだが、「皆さんの感想を伺いたいのです」とCDを出された。タイトルは「包み込みたい」というもので、ストリングス、ギター、ピアノストリングスなど4曲が入っていた。

 それは彼女が情景シナリオを描いたものを、ある音楽研究所の代表者が作曲と編曲をされた曲。コンセプトからすると「慈曲」となるだろうが、それは高質で素晴らしい旋律であった。

  ジャケットに可憐な花の写真、その下に「岡崎さんに贈るために作曲・レコーディングしました」と記載されている。彼女から経緯を拝聴すると、癒しや慰めの ハートに共感くださった音楽家が善意で制作されたそうで、それこそ葬儀のプロが活用するべきと、高度なオリジナリティを感じる曲ばかりだった。

 女性スタッフを伴って来られていた彼女に「それぞれの曲、あなたはどのように活用しているの?」と質問すると、思っていた通りの答えが返ってきたが、私の手元に置かれた貴重なCDを新しい宝物として、明日から私なりの活用法を考えてみようと思っている。

 作曲者についても何れ紹介申し上げるが、メンバー達が独自の世界を持ち、本気で癒しや慰めに対する行動に邁進していることをご理解いただければ幸甚である。

 それぞれが、それぞれのホテルへ向かったのは日付が変わる前。帰り際、九州と北海道のメンバー達が「明日の朝から来ますのでよろしく」とタクシーに乗ったが、明日はどんな会話に弾むのか大いに楽しみ。この独り言を発信してから<何かプレゼントを>と考えたい。

 帰宅してからリンクのページを開け、日課のブログを訪問。「ままごん」さんのブログが今夜中に10000アクセスを記録しそうで、MAMADIARYさんの10000アクセスの際、私が偶然にその対象者であったことを思い出した。

 ご訪問いただくことは嬉しいことだが、アクセス数が増えてくるに連れ、恐怖感と責任感が強まるのは誰も同じのよう。社名や本名を公表している私の場合は、それらをより以上に感じている。しかし、ここまできたら「恥の上塗り」と自分で納得すればよいこと。

  さて、今日の結びに「?」の社会風潮を。ホテル、温泉旅館の勝手な格付けが流行している。また、レストランの五つ星なんて言葉も飛び交っている。一部の人 達が組織化し、取材を「隠れ蓑」にしてビジネス戦略しているものが多く、それを信じて宿泊したらエライ目に遭ったという話題も少なくない。

 我々葬祭業界にもそんな組織が生まれていた。多くの葬儀社に「評価をしますから」と会員になるよう資料が送られてきたことがあったが、弊社やメンバー達は誰も見向きをしなかった歴史がある。

 ある週刊誌に葬儀について記事があり、そこに「五つ星」の業者紹介が記載されていたが、囲い込み戦略を主流とする業者ばかりが並んでいたのが面白く、これを持ち込んできて教えてくれた商社の担当者も同じことを言っていた。

 NPOにもややこしい組織が多いが、消費者が惑わされ騙される仕掛けがいっぱい生まれてきている社会、過日に消費者センターの依頼で講演した際にも触れたが、また新しいクレームが集まって行くだろうと予想する。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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