2015-03-01

昔の思い出  NO 4119

前号のメッセージで「送る人」と「送られる人」の立場についてある紹介文を掲載したが、「する方」と「される側」では全く考え方が異なっている場合もあり、勝手な思い込みかが大きな勘違いとなって後悔することもあるのでサービス業は気を付けなければならない。

釣りに行ってもゴルフに行っても同伴者の方が好結果というのが私の理想だったが、正反対の性格の人もおられるのは確かで、楽しむことを忘れて本気になって勝負をして来た人物も何人か知っている。

ゴルフはある程度技術という問題があるが、釣りは運、不運で釣果が異なることは当たり前。ヘラブナ釣りでは「一に場所」「二に寄せ」「三に餌」という格言があり、いつも同伴者のために特別な餌を作って提供していた思い出もある。

ヘラブナの話が出て来たところで少し触れておくが、「真鮒」は雑食で「ヘラブナ」は草食となっており、30センチに成長するのに前者は8年を要するが、後者は3年と言われていた。

西名阪高速道路の香芝サービスエリアの下にある分川池で釣れたという57センチのヘラブナの写真が小屋に掲げられていたが、圧倒される大きさだった。

記録では60センチを超えるヘラブナも存在しているそうだが、ある本でびっくりの体験談が掲載されていたのを読んだことを紹介しよう。

ご主人が全国のダムで大型のヘラブナを吊り上げることが趣味で、温泉旅行を兼ねて湯原温泉に行き、湯原ダムでご夫婦が釣りを始めたら、釣りが初めてという奥さんの方に50センチを超える記録的なヘラブナが釣れてご主人が複雑な思いを抱いたという感想を吐露されていた。

湯原ダムは大型が多いことで知られていたが、こんな悪戯みたいな出来事が起きるのだから釣りとは全てが水の中の偶然である。

昔、NHKの朝ドラ「おはなはん」で愛媛県大洲を舞台に物語が展開されていたが、この地に流れる肱川の上流に「鹿野川ダム」があり、ここは大型のヘラブナで全国的に有名なところであった。

確か「釣り宿」のご主人は堀さんだったと記憶しているが。宿泊すると宿泊客の釣果を記録するノートがあり、それを確認するのも楽しみだった。

ある時、近所のおじさん達と出掛けたのだが、記録ノートを開いてびっくり。前日に俳優の「近衛十四郎さん」と「松方弘樹さん」の親子が2人で40センチ以上の大型を30数枚釣ったと書かれてあったからだが、期待して一睡も出来ずに次の日に挑戦したら、全員が一匹も姿を見ることもなく帰阪する苦い体験となった。

因みにお2人は釣りがご趣味として知られており、京都府亀岡に釣り池を所有されていたので行ったこともある。

さて、BSの番組で「清水国明さん」が温泉巡りをしている旅番組がある。昨年に放送が終わった番組を現在は再放送しているものだが、「湯のまち放浪記」というタイトルの番組には誰も行かないような秘湯も出て来るので興味深く観ている。

清水氏は原田伸郎氏と「あのねのね」のコンビで知られるが、かつて寺田町にあった総合結婚式場「月華殿」のCMを担当されていたのが印象に残っている。

清水氏とある東京キー局の全国放送の番組でご一緒したことがある。1時間番組で生放送なので神経を遣ったが、その後も何度か出演依頼があったので問題なかったと思っている。

清水氏とは隣同士に着席した。反対側の席に「細川隆一郎さん」がおられ、本番前の打ち合わせ時に面白いことを言われて緊張しないようにご配慮くださったのだが、本番終了後に「あなたは上がらない人なんだ。びっくりした」と驚かれていた。

今日の写真は大阪城の梅林で撮影した1枚を。
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