2006-08-04

全英を観ながら  NO 1586


 シーン西生野館のインフォメーション担当の女性スタッフから聞いた話だが、ご法要から葬儀の事前相談まで様々なお客様が来社されており、時節柄「お盆」についてご相談される方が多いそう。

 昨日の夕方、高齢の女性が「私、もう85歳。家族に私のお葬式のことを伝えておこうと思って来たの。ここで私のお葬式をしてね。電話番号を書いてね」と、ご自分でお持ちになったメモ用紙を出され、そこから明るくて不思議なひとときが30分ほど続いたそうだ。

 その方がお帰りになった後、また高齢の女性がご来社。開口一番「無料だわね?」と相談料について確認をされた。

「無料ですよ。こちらへどうぞ」から始まったスタッフとのやりとり、それは落語を通り越すような信じられない内容、何を勘違いされたのかは分からないが、当社のインフォメーション窓口を悩みの相談所のように思われたよう。

「私、88歳。何とか元気なんだけど、旦那と離婚をしようと思っているの。姉ちゃん、あなた幾つ? どう思う?」

 そんな会話から始まったそうだが、担当したスタッフによると会話の中に「時代のズレ」があり、どうやら軽い認知症かもしれないと言っていたが、聴くことに専念しながら相手をしているスタッフにやさしさを感じ、涼風が流れるホール・ロビーの光景を想像していた。

 いよいよ暑い日々、今日の大阪は35度を超えていたみたいだが、週間天気予報では晴れマークが続いている。暑さによるお客様や参列者のご体調不良に気を配りたい。

 さて、昨号で亀田選手に対して「礼節」という言葉を用いたが、今日の朝の喫茶店でも彼の話題で持ち切り。やはり判定と彼の言葉遣いの悪さに対する抵抗感が強く、そんな中「横綱たる人物がリングに上がって賛辞するとは何事だ!」という意見が出てきてワイワイガヤガヤ。

その意見を出されたのは連敗中のタイガースファンで、ご機嫌斜めの様子。その矛先をボクシングにぶつけていたみたいだが、「相撲は礼節に厳しく、横綱は品行も大切だ。賛辞するならそれなりの相手を」という意見に「一理ある」と共感した人達が多かった。

店内には多くのスポーツ新聞が置かれてある。それらを読んでいる人達も記事内容から参加を始め、どんどんエスカレートの兆しと思っていると「まあまあ子供なんだから」と慰めるオバサンの意見で何とか落ち着いた。

 こんな話題で盛り上がるとは平和な証し、スポーツ談議が続けられる国であって欲しいと願っているが、遠く離れたレバノン問題に憂いを感じる。

  この「独り言」を打ちながら藍ちゃんとさくらちゃん達が出場している全英オープンを観ている。さくらちゃんのキャディは楽しいキャラのお父さんだ。ゴルフ とボクシングは異なるが、スポーツであることは共通している。昨日と今日だけで学べたことが多くあっって手を合わそう。
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