2007-11-26

録画放送を観ながら  NO 2045


 ゴルフ帰りという知人に会った。最高の日和で午後は半袖だったそうだが、スコアのことを聞くと「想像に任せるよ」だった。

 今、BS放送で宮崎で行われていた女子のトーナメント最終戦の結果を観たが、古閑選手が不動選手に逆転した優勝にびっくりしながら、過去に1回だけラウンドしたことのあるこの宮崎カントリークラブでの出来事を思い出していた。

 ライオンズクラブの遠征ゴルフだったが、同伴プレイヤーのオフィシャルハンデが「0」「7」「10」で、2人はその少し前、それぞれが所属するホームコースでクラブ選手権を獲得していた。

 彼らの飛距離は凄く、いつも30ヤードぐらい先にあり、私がセカンドオナーになってしまったが、離されないようにするには先にパー・オンさせる必要があって必死に頑張った。

 誰かが言い出した「湾岸戦争」という小さなニギリが協定されており、終わってみれば昼食代程度の差でホッとしたが、それが「湾岸戦争」を体験した初めで最後だった。

  ハンデ「0」とはプロに匹敵する実力がある。コースレート「72」のコースをフルバックからラウンドして「72」というレベルであり、特に優れているのは グリーン周囲からのアプローチ。レギュラー・ティからスタートすれば間違いなくアンダーを記録してくる力を有している。

 もう、全員がシニアに属する年齢になったが、彼らは現役で競技会に出場していると聞いた。

 さて、晩年までゴルフが楽しみだったという方を多く送った経験があるが、ナレーションの取材から創作にあって、自身と共通する趣味の場合には掘り下げた聞き取りが出来ることになる。

 初めてラウンドされたコース、お気に入りだったコース、ご自慢だった技術、同伴されたことのある方々からのエピソードなどでも充分な物語が可能だし、そこに参列される方々が共有される内容となれば「頷き」の光景が見られる空間となるだろう。

 随分前、ある方の葬儀にホームコースのキャディさん達からメッセージが託されたことがあり、代読しながら故人の素晴らしいお人柄に学ばせていただいたこともあるが、セルフプレイが多くなった最近は、そんな人とのつながりが少なくなったことに寂しさを感じてしまう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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