2003-02-07

無  題    NO 337

今日は、新しいスタッフが入社した。

清潔そうな好青年で東北出身ということだが、大阪の大学を卒業しており言葉遣いに訛りがなく、マイクの世界にも憧れを抱いていることを知り期待しているが、入社1日目から、ベテラン社員と共に病院にご遺体迎えに行ったそうで、果たして大丈夫だろうかと心配している。

 さて、今日は、多くの来客があった。お陰で明日の講演の資料作りに支障を来し、帰宅してからパソコンに向かうことを余儀なくされた。

 明日の講演の受講者は、女性ばかりだそうだが、日本トータライフ協会の理事長という立場での講師を担当する。

 テーマは「新しいエンディング(終い)を創る」ということだが、難しいことをいかに解り易く伝えるかが簡単ではなく、限られた90分間の中でのシナリオ構成を考えているところだ。

 一方で、1週間前に依頼された難しいビデオの編集に頭を悩ませている。取り敢えず映像が完成したが、数人でチェックしてみると、画面から割愛するべき人物が数人おられ、その部分をカットすることになった。

 ナレーション原稿は完成しており、6分40秒の映像に計算通りミキシングされることもテストし、後はナレーターということで、数人の候補者をリストアップしてみた。

 トータライフ協会のメンバーで、マドンナと呼ばれる高知の「おかざき葬儀社」の「岡崎 道さん」にも録音テープを郵送いただくことになったが、原稿そのものが男性バージョンで構成されており、予定するBGMとのバランスで試行錯誤を繰り返している。

 テストバージョンで私自身が吹き込んでみた。自身の創作した原稿なのだから合うのはあたりまえだが、私の声をオープン化出来ない事情が絡み、それが何より苦の種。

 このビデオの編集には、多くのプロが携わっている。クリエーター、映像、コピーライターなど、それぞれが知恵を重ね合って取り組んでおり、全員が男性ナレーターというイメージを抱いていたが、女性の「癒し」もいいなという意識も生まれている。

 上述の「おかざきさん」の味がなかなかのもの。テープはノイズの問題で収録出来ず、いざ彼女ということになればご来阪を願わなければならず、毎日仕事に追われている状況を慮ると気の毒だ。

 ところで、最近、私が身を隠している「隠れ家」のことが知れ渡り、社員が不在を告げても「隠れ家では」と猜疑心を抱かれているよう。また、この「独り言」でスケジュールを確認してから来社されるケースも増えてきた。

 この対策を考えながら帰宅して、食事を済ませたら明日の資料作りを始めよう。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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