2012-12-11

ご仏縁に手を合わせ  NO 3125


 昨号で触れた先々代さんは「庵住さん」だったことを書き忘れていたので加筆しておくが、今日の昼時に行われていた先代坊守さんのご葬儀に参列。ご導師を務められた方にも深いご仏縁があったので懐かしく感じた。

そのお方の先代様のご葬儀がご本山で行われた際も私が担当させていただいたご仏縁があり、そのお孫さんが受付に座っておられたが、随分とご立派になられていたので嬉しく思った。

 先代様にはあちこちのお檀家さんの葬儀でお会いしたことがあり、様々なことを教えていただいたことがあるので思い出が深い。

 振り返れば多くの宗教者との出会いがあったが、式場からお寺まで遅らせていただく車の中で拝聴したお話は私のこれまでの貴重な財産として残っているので改めて感謝の合掌を申し上げる。

 家族の検診ドックで大病院に同行した。年齢的に一度は受けておかなければならない「MRI」検査だが、廊下のベンチタイプの席で待っていたら、それぞれの患者と家族のドラマが垣間見えた。

 大きな荷物を手にされたご夫婦らしい姿もある。何かの疾患で入院されることになったのだろうが、お元気になって退院されることを願って手を合わせてきたが、そんな中で検査を受けに来ていた知人に遇った。

 久し振りの再会だったが、互いの検査の内容の会話には進まず、「また会いましょう」で先に帰って来た。

 自宅に戻ると次々に宅配便が届く、信州の立派な「りんご」を贈ってくださった方があり電話で御礼を申し上げた。

  ネットのニュースを見ていると、ホテルの顧客満足度調査の結果が報じられていた。高級ホテル部門では7年連続で「リッツ・カールトン」がトップにランクさ れていたが、過去にそのホテルから招かれた時のことが懐かしく思い出される。英語で書かれた総支配人のメッセージの内容に感じ入ったが、肌理細やかなホス ピタリティが評価されたのだろうと思っている。

 そうそう、ホテルのことに触れたところで宅配便の中に過日に宿泊した洞爺のホテルから 「雅の和菓・ぬれ華まめ」というお菓子が送られて来た。内部の連絡ミスによる行き違いがあったことを謝罪する手紙が同封されていたが、そんなことが起きて いたことを初めて知り、明日にでも関係された人物にメールを送信しようと考えている。

 お詫びのしるしとして2年間利用出来る「招待券」 が同封されてあったが、食事処で担当してくれた若い女性の対応が素晴らしかったこともあり、改めて行きたいと思っていたので、後日にそんな気遣いは無用と 返信し、正規料金で宿泊し、食事の際にデザートにでも一品加えて貰ったら幸せと思っている。

 序に書いたら申し訳ないが、函館の湯の川温 泉で宿泊した「竹葉新葉亭」さんは素晴らしかった。日本旅館らしい風情が何よりで、招待されてあちこちの高級旅館に宿泊体験があるが、そこは間違いなく 「和のホスピタリティ」を感じる空間サービスを感じたし、朝食の配慮に感銘を受けた。

 30年ほど前のこと、確かオープンされた当時だったと記憶しているが、九州に在住する友人と同宿したことがあったので懐かしかったが、改めて紹介をしてくれた方に手を合わせよう。 

 そんな北海道に大雪のニュース。数日前にも千歳空港で178便もの欠航が出たニュースもあったが、出張予定の人や旅行者、また見舞いや通夜や葬儀に参列される方々の予定が狂うと大変である。

 明日、明後日とお寺様でのご葬儀もあるが、冷え込みが楽になることを祈っている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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