2006-11-27

ノスタルジーの世界 NO 1699


 昨夜にスタッフから電話、過日に担当させていただいたお客様から難しいお手紙の原稿依頼があり、それを打ち込んでから出勤。後を任せて次の準備に。

 午後、九州ご出身の方々の会合があった。中学卒業から45年振りの近畿地区同窓会だそうで、予定されていた会場の予期せぬ事情から急遽弊社のホールに変更、料理の手配から飲み物の準備で担当スタッフ達が走り回っていた。

 少しだけだが歓迎の飲み物を準備、同じ団塊世代ということからお話しをさせていただき、「九州人というところからお酒をご用意」と申し上げると和やかな雰囲気になった。

 全員が還暦の年代。それぞれが生活される近畿各地の言葉が染み付いておられるだろうが、こんな場になると時代が戻って昔の方言そのままのやりとりに。

大企業の役員、議員、公務員の要職という人物もおられたが、全員が平等の世界になるのが同窓会の特徴。校歌を歌いながら懐かしさに涙を流されていた人もあった。

「主人に先立たれて20数年、子供をしっかりと育ててきました」という自己紹介に対する盛大な拍手が温かい。

 料理担当で残ってくれた女性スタッフとの会話、耳にすることになった九州言葉に「私の故郷の近くです」とのことから皆様に紹介、「偶然に**のご出身だそうです」という不思議なご仏縁に場が一気に盛り上がった。

 ネットで苦労して探したレンタル・カラオケの準備。そのままではとても聞ける音質ではない。そこでホール専用の音響器材に接続、やっと「シーンらしい」音となった。

 不必要な機能をいっぱい備えたレンタル機器だが、肝心のカラオケについては期待外れ。女性スタッフに付きっ切りで世話を願い、私は微調整を担当した。

 歌詞の出る画面が小さくて見辛い。そこでプロジェクターを接続して壁に100インチの大きさで流したが、そっちの方に向かって歌われる方もあり、聞く側に背中を向けるというおかしな光景もあった。

  皆さんが歌われる曲は新曲が多い。カラオケに縁遠い私には大半が知らない曲。と思っいたら懐かしい旋律が。舟木一夫さんの「高校三年生」だが、全員が懐か しそうに歌っておられたのが印象的。過日に「団塊世代の思い出の曲」第一位に選ばれていたこともあり、我々の年代には強烈なインパクトを感じる曲である。

 因みにこの曲が発表されたのは、1963年の6月。発表されると同時に爆発的に大ヒット。当時に高校生だった全ての人の記憶に残っている曲だろう。

「ここ、最高の音響ね!」と仰ってくださった方もおられたが、皆さんが気持ちよく歌われたようで安堵した。

 そして時間が流れ、幹事さんの配慮で流れてきたイントロの曲で全員が起立。それも舟木一夫さんの学園シリーズの代表曲「学園広場」で、全員で歌われてお開きとなった。

 お世話申し上げたお料理にもご満足くださったようでホッとした。そして「最高の同窓会だった!有り難う」とのお言葉を頂戴しながらお見送りしたが、後ろ姿が遠ざかるに連れて腰痛を感じ出した。

考えてみれば昨日のコンサートと2日続きでミキサーと司会を担当しているのである。今日は、日曜日。特に銭湯の有り難味を感じる日でもある。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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