2006-11-22

びっくりばかり!  NO 1695


 朝刊の記事に<!?>が。ビートルズのジョージ・ハリソンのギターがオークションにという内容だが、添付されている顔写真はどう見てもポール・マッカートニーで、<こんな間違いを!?>とびっくりしながら「お詫び訂正記事」が出るかと興味を抱いている。

 ミスは誰でもやってしまうものだが、潜水艦が浮上する際に衝突するとは「信じられな~い」こと。それこそ今年の流行語大賞と言われるヒルマン監督の言葉そのものだ。

  この「信じられな~い」ような話題が周囲にもいっぱいあるではないか。同じ朝刊にゴルフクラブの広告があり「71歳が魅せた316ヤード」との見出し。写 真の説明を読むと「多勢のプレス関係者が見守る中」とあるのだから事実のようで、200ヤードしか飛ばない私のパワーアップを考えたくなった。

 それらは旅の世界にも多い。「365日いつでも1泊2食付7,800円」とあり、下呂、勝浦、山中、白浜などで「湯快リゾート」というネーミングで宣伝を繰り広げている。

 北陸の山中温泉行きで利用された人の話を聞いたことがあるが、確かにその料金は間違いなかったそう。大阪からバスの往復料金が2,000円だったというのも驚きだが、サービスの質については触れないでおこう。

 他にも札幌29,800円という企画もあり、正規の航空運賃で行く人達がショック受ける金額設定に<どうなっているの!?>と疑問を抱き、<信じられな~い>となってしまう。

 ゴルフにもびっくりがあった。大阪から車で約2時間の温泉地だが、1泊2食ワンラウンドで12,000円というのがあった。

 そんな中、あるホテルの総支配人が言った言葉が印象に残っている。

「サービスを提供する側の誇りを失ったら崩壊する。価格破壊で客室稼働率を考えたら質の低下は当たり前。そのクレームに対応するスタッフが次々に退社して行く構図となる」

  世の中に様々な考え方があってよいと思うが、サービス業の基本は「お客様がご納得に至るか」ということがキーワード。比喩が悪いが、その対峙に仕事の「遣 り甲斐」と「面白さ」がある筈で、遣り遂げた先に結果として誇りが生まれるということなのだろうが、それを求めなかったら生涯を費やす仕事ではなくなって しまうような気がする。

 格安航空券の増加は大歓迎だが、それで安全を脅かしたら最悪だ。JR津山線の落石脱線転覆事故も恐ろしいこと。 下を走る国道の通行止めの1時間後に転覆という調査報告もあったようだが、そんな情報交換が行われていないところが何より怖い。自然を恐れるのは当たり前 だが、その前にミスをする人間性について学びたい。

 何かしら、飛行機に搭乗しない方が良いような気がしてならないこの頃だ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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