2006-11-16

不思議な予感?  NO 1689


 夕方、テレビの速報に地震情報、孫達が在住する地域では震度2程度だったが、七五三のことを思い出しながら余震が来ないようにと案じていた。

 それから食事を済ませたのだが、何か不思議に大地震が来るような予感がしてならない。また孫達の顔を思い浮かべながら心配をしていた。

  今日、観たい番組があった。NHK「ためしてガッテン」で、今日のテーマは「大腸ガン」であり、最近に増えてきている病気だという。しかし、始まって中盤 に差し掛かり、いよいよ専門医が登場したところで突然画面が切り替わった。瞬間<映像の混乱?>と思ったが、画面に日本列島が出てきて赤と黄色のラインが チカチカ。しばらく無言が続いていたら、やっとアナウンスがあって津波警報の情報ということが理解できた。

 震源地情報が流されたのは5分以上経ってから。千島付近と耳にして少しは安堵したが「8.1」というマグニチュードの数字にびっくり。予感ではない胸騒ぎが中ってしまってゾッとした。今のところ被害にまで及ばないようだが、終息することを祈っている。

さ て「ユビキタス」という言葉が登場してから久しいが、国語研究所から「時空自在」なんて言葉に置き換える提案があったり、IT各社の説明文などを読むと 「状況情報処理」という表記もあり、簡潔に言うならば「生活や社会の至る所にコンピュータが存在し、それらが自立的に作動連携して人間の生活をバックアッ プする」となるだろう。

 電話回線を利用し、外部から屋内の生活機器のスイッチを入れることぐらいは簡単に出来るそうだし、エアコン、炊飯器、風呂、洗濯機、グリル、電子レンジなどを自由に稼動させる夢みたいなことは、もうすでに可能な時代となっているわけだ。

 そんな社会になって並行して恐怖感が募ってくることもある。それを利用する人間の「質」が進歩どころから低下してしまっているからで、作為的な他人宅の攻撃も間違いなく出てくるであろうし、それらは現在のネット社会にも顕著である。

 もう3年前ぐらい前の話だが、私の家に遊びに来た友人が、テレビのチャンネルを変えるのにポケットから出した携帯電話で自由自在に作動させているのを見て驚いたことがあるが、それも自然に生じた誤作動反応と教えてくれたので印象に残っている。

 今日のニュースに、そんな誤作動問題が表面化していた。家庭内の色々なリモコンで想定外の外国製ストーブが作動してしまい、火災につながる危険性があるそうで、実験の結果で確認されたというのだから恐ろしい話だ。

  上述したことで何が考えられるだろうか。社会に流行する振込み詐欺の問題もあるが、パスワードを巧みに聞き出したり、ハッカー的に他人のパソコンに侵入す る連中も存在する事実から、他人の攻撃がどんどんグローバルになってエスカレートする危険性があることを認識する必要があるだろう。

 生徒、学生から社会人まで「いじめ」が蔓延っている現実もあるが、そこでメールやブログ、また掲示板が攻撃手段のひとつになっている事実も否めず、イタチゴッコという法的規制の遅れからも想像以上の被害者の存在がある筈だ。

 便利になるのは結構なことだが、それによって生じる予想外の危険性は遠慮したいもの。世の中とは「歓迎するもの」の裏側に、津波みたいな余波があると知っておきたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
携帯で下のQRコードをスキャンするか
 または
携帯に下のURLを直接入力します。
URL http://m.hitorigoto.net