前号で紹介した夫妻が数年前に来阪したことがある。近鉄特急を利用して伊勢神宮に参拝し、鳥羽シーサイドホテルに宿泊したが、宇治山田駅からレンタカーを借りて奥さんに運転をして貰った。

外宮や内宮に参拝した時に社務所で朱印帳を出している。彼女は随分昔から蒐集しているそうで、次の日に立ち寄った夫婦岩出知られる二見の神社でもいただいていた。

宇治山田からの帰路に松阪に寄り「海津本店」で網焼きの松阪牛を食して来たが、それは至福のひとときであったと満足されていた。

平山温泉の「湯の蔵」での夕食時、奥さんが何度も参拝している神社があると教えてくれた。それは「高塚地蔵尊」として知られる愛宕神社で、神仏混淆としても有名だった。

そこへ参拝して近くにある「天ケ瀬温泉」にでもと誘われたが、これでまた楽しみの目的が一つ増えたことになる。

もう何年この世に在住出来るかは分からない。年、月、日、時、分、秒と刻まれて行くが、目が不自由になるしフラフラ感も強くなっている最近、取り敢えず先に目的を作っておく行動が重要のようで、友人のアドバイスからそう納得している。

９月は広島風のお好み焼きを食べに尾道へ行く予定だが、現地で「広島風」という言葉は厳禁で、その地では単に「お好み焼き」なのであり、我々関西人が勝手に「風」いう言葉を付けたと言われている。

かつてＮＨＫの朝ドラに「てっぱん」があったが、このドラマの中心が尾道であり、尾道市内で一気にお好み焼き店が増えたというニュースもあった。

１０月に我々夫婦の結婚４７周年を迎える。そこでお気に入りの函館の湯の川温泉「竹葉新葉亭」にでも行きたいなと思っているが、台風の時期なので問題が発生するかもしれない。

この旅館に前回宿泊したのは４回目だったが、折悪しく爆弾低気圧の襲来で大変な目に遭った。それについては過去ログにあるので省くが、函館空港の出発が何時間も遅れ、水平飛行になるまでに体験した揺れは二度と体験したくない恐ろしいものだった。

折角「北海道」に行くなら５泊程度の行程を考えたいが、妻は頑なに２泊を主張しており、青森空港から北海道新幹線を利用してという余裕も難しいようだ。

１０月の初旬は北海道や九州から友人達が来阪する予定もあるし、幾つかのコンサートチケットを入手しているので大変である。

広島や長崎の忘れてはならない日が現実としてあるのに、北朝鮮という国では核開発を進めてミサイルを発射している。前回の発射ではエールフランスの旅客機に危険があったというニュースもあったが、かの国の人達に「金子みすゞ」さんの詩の感性を理解して欲しいものだ。

昨日は沖縄や熊本で地震が発生していたが、中国の四川省で大きな地震が発生していた。数年前に数万人という甚大な被害者が出たこともあったが、この地は地震の発生が多いようだ。

世界遺産となっている「九塞溝」に行ってみたいと思っていたが、こんな身体になってしまったらちょっと無理。観光情報の写真を見るしかないようである、

今日の写真は九塞溝の「五花海」を。