2015-12-21

前倒し?  NO 4411

八戸 JR系 ホテル12月に全国各地に在住する友人やご仏縁に結ばれる方々からプレゼントが届くので恐縮しているが、数日前、八戸からの宅配便で青森県の特産物である「ながいも」が届いた。もみ殻の中に立派な物が何本も入っているが、その奥の方に包みに入った物があり、取り出してみると大好物の茶色の水飴だった。

2年前の秋に北海道へ出掛けた帰路、函館から「特急スーパー白鳥」で新青森駅へ。そこで東北新幹線に乗り換えて八戸駅へ行ったが、駅に着いてから電話をする打ち合わせになっていたのだが、ホテルに荷物を置いてから駅前に行ったら、車で迎えに来てくれた人物がホテルまで予約していてくれたことを知り、申し訳ない思いを伝えてキャンセルをお願いした。

その後彼の会社の事務所に訪問してお母さんとお会いしたが、毎年いただいていた茶色の水飴はお母さんの手作りであることを知った。

お母さんの実家は和菓子店だったそうで、透明の水飴しかデパートでは販売されていないと何かのページで書いたら、それからわざわざ手作りくださっていたのである。

この茶色の水飴が大好物という人物が友人におり、何時も半分を分けているが、今日も偉く感激され、偶々やって来ていた若女将に味見をさせ、「初めて。美味しい!」と感動していた。

私と友人はこれだけで50年以上前の時代に戻れる。いや60年前とも言えるが、あの「水木しげるさん」が紙芝居作品「墓場の鬼太郎」を描いておられた当時で、我々は紙芝居でこの水飴を食べた郷愁に浸れるのである。

今日も山形産の立派なリンゴが届いた。何と有り難いことかと東西南北に向かって手を合わせた。

起床すると異変を感じた。左側の鼻出血を知り、10年ほど前に出張中の九州のホテルから救急車で搬送された時のことを思い出し、万が一を考えて真向かいの医院へ行った。

間違いなく同じ個所から出血していることが確認され、「血液がサラサラになる薬を服用しているから止血するのが難しい」と、丸い綿の玉を随分と奥まで差し込まれ、自宅に戻って安静にしていたら3時間ほどで治まって安堵した。

過日、昔に担当したご夫婦の悲しい「ジパング倶楽部」のことを紹介したが、何やら我々夫婦も将来の雲行きが怪しくなった。秋に45周年を迎えるが、前倒しして春頃からあちこちに出掛けようと考えている。将来の夢の旅行を描いて積立預金を続けて来たが、新年を迎えたら解約しようと思っている。

「北陸新幹線」「トワイライト瑞風」「四季菜」「しまかぜ」「ななつ星」も利用したいが、開業する「北海道新幹線」も楽しみの一つ。その時に歩けなくなっていたらどうしょうもない。それだけはないようにと手を合わせている。

関東方面に行って孫達とのひとときも考えている。振り返れば68年間もよく生かされたものだ。大手術の体験や大病を患った歴史もあるが、全て奇跡的に戻るとことが出来た。集中治療室での24時間を過ごして自室へ戻ったら、二日間不思議な世界で過ごした体験もある。それはひょっとして「あの世」の境目だったのかもしれないが、そんな体験をした人は少ないと想像する。

短編小説「女将シリーズ」を掲載している「幸せ列車」のトップページの猫がサンタの衣装となっていた。猫を愛される方はどうぞ。左枠の列車がリンクボタンになっています。

今日の写真は八戸で利用したJR系のホテルを。
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