2003-12-21
客?観的 NO 642
弊社のIT担当者によると、ネットで「ホテル スタッフ 募集」を検索すると、弊社がトップページに出てくるそうで、「ホテル スタッフ 大阪」だったらトップに登場すると聞いてびっくりした。
8月1日にリニューアル発信されたHPだが、予想だにしなかった文字検索で出てくるようになった。
一方で、11月1日に開設されたばかりなのに、信じられないアクセス数があるHPがある。それは、ホテル葬、偲ぶ会、お別れ会などの新しい事業部を立ち上げた会社で、弊社が加盟する日本トータライフ協会のメンバー会社である。
取り敢えず名古屋から展開を始めたが、全国から問い合わせを頂戴する状況で、展開するサービス内容で文字検索してみると、全てと言っていいほどトップページに登場している。ご興味のあるお方は検索をお試しください。
さて、昨日は名古屋に行っていた。名古屋駅の上にそびえるツインタワーのひとつにマリオットホテルが入っているが、ここが好況で、恵まれた立地のうえに リッチな環境空間が提供され、名古屋市内のホテルでは一人勝ちというようなパワーを見せ、大阪のリッツ・カールトンのような存在になりつつある。
何度か宿泊したが、スタッフに活気があり、ホテルマンとしての誇りが感じられる。そんな好循環がホテルを格上げさせているのだろう。
名古屋駅前に、大手自動車メーカーの本社ビルが建設される予定だそうだ。それが完成すればホテルも出来るとのこと。その時からホテル戦争が激化されると予測している。
新しいホテルの開業で重要なことは、スタッフの確保だが、新設ホテルの登場は、ホテルマンたちにとって職場を変える大きなチャンス。その地の多くのホテルマンたちが応募され、面接を受ける。
知人に多くのホテルマンがいるが、その多くはそれぞれのホテル遍歴を持っている。彼らに共通していることは、ホテルマンとしての誇りを抱ける職場への憧 れ。格式がダウンし、提供すべきホスピタリティが現実というものに脅かされると確実に質が落ちるが、それは、そこで仕事をする人の生き甲斐と遣り甲斐まで も消滅させる。
最近、ホテル葬サービスの潮流から、あちこちのホテルに招かれることが増えた。そこで行うレクチャーやスタッフ教育だ が、「なんで、葬儀屋のオヤジの話を?」なんて空気を感じるのは仕方がないが、「葬祭業は、ホテルマン以上の資質が求められる究極のサービス業だ」と、い つものお題目を冒頭に唱えると、「生意気な」という対抗意識が強くなる。
しかし、そこから始める講義を終えると、彼らは意気消沈する衝撃の結果を迎える。
私は、葬儀屋でありホテル葬の第一人者と呼ばれているが、一方で多くのホテルを利用する客の立場でもある。
ホテルマンたちへの講義、それは、そんな「客観的」な体験談が背景にあるから伝わると考えている。