2013-09-01

病院船  NO 3385


 今日は防災の日である。南海トラフの大地震を想定し、自衛艦を活用して負傷者への医療対応について取り組んでいるニュースがあったが、医療器具や薬剤を満載した「病院船」の具現化は絶対で、誰が乗り込むかをリストアップすることまでシナリオを描いておきたいものである。

「病院船」や「火葬船」は海外派遣も想定しておく必要があり、それは文化国家としての責務のような気がしている。

 被災した現地へ医療スタッフを送るケースもあったが、航空機で早く到着するメンバーと、そのまま病院となる大型の船舶の派遣は間違いなく歓迎される筈で、最近の下手な外交問題の現実を憂いながらそんなことを考えてしまう。

  もうすぐオリンピックの開催都市が決定されるが、都知事の失言で支持が低くなってしまった東京が、トルコ国内の混乱やスペインの経済危機から注目されるよ うに変化が生まれ、期待を寄せられているが、もしも東京招致が決まれば「病院船」を建造し、オリンピックの開催中は東京湾に待機させておくことも考えて欲 しいものだ。

 次回はブラジルで開催されるが、ブラジルと日本では時差が12時間となっており、昼と夜が逆転するので対策が重要である。

若かりし頃にブラジルに行ったことがあるが、時差ボケで大変だったことを憶えており、帰国してから虚脱状態になって困った思い出が忘れられない。

 羽田からアンカレッジ、ロスアンゼルス、ペルーのリマ、リオデジャネイロを経てサンパウロに着いたが、当時のこの行程の所要時間は35時間だった。今はアメリカ西海岸直行で飛ぶので27時間ぐらいになっているが、それでも往復すれば4万キロ以上になるのだから大変だ。

 当時に搭乗した飛行機は「ボーイング707型機」だったが、アマゾンの上空を飛行しながら広大な緑の大地の凄さを実感。予定していたアマゾン川上流にあるマナウスに行けなかったのが心残りだが、現地で入手したスライドフィルムを何度も見た。

 深いご仏縁に結ばれるお寺様があり、毎年あちこちへ檀家さん達と団参されており、数年前にブラジルのお寺との交流も行われた。私は行けなかったが妻が代行して現地の知り合いとも再会したそうで喜んでいた。

 ブラジルには仏壇屋さんもあるし多くの宗派のお寺の存在もある。信仰される姿勢は我が国内よりも強いように思えるし、昔の良き日本人も姿が垣間見えることも少なくない。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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