2007-09-03

頼りない指導者達  NO 1962


 今晩も銭湯の最終客、脱衣場にある冷蔵庫を開け、いつもの麦茶と猫用の牛乳を持ち帰ってきた。

 玄関で年老いた猫が待っている。数日前のハプニングで打撲傷を「負った」当事者だが、「折った」に至らずホッとしている。

 キャットフードを食べなくなった老い猫、2ヶ月ほど前から急に牛乳を欲するようになり、銭湯から帰るとヨレヨレの足取りで追いかけてくるが、階段も一段一段ヨタヨタしながら上がっている。

 そんな姿を見られた近所の奥さんから「ガンみたいよ」と言われた。そのお家の猫も同じ症状だったそうで、最期は横たわったまま、いつの間にか息を引き取っていたそうだ。

 少なくとも年内は生きながらえて欲しいと願っている。時折の孫からの電話にも猫の話題が出るが、もう20年近く我が家に居るのだから長命で、もう一度だけ孫達に見せてやりたいと思っている。

 さて、モンゴルに行っている取材陣の人数を見てびっくりだ。地元との人達との摩擦も発生しているようで、これ以上の羞恥の対応をして欲しくないと願ってしまう。

 謝罪の姿を全く見せずに帰国してしまった横綱。考えてみれば身体はデカイが20代である。そんな子供に大人達が振り回されて情けない話。失礼だが、スポーツの中で相撲界のインテリジェンスを疑うような事件であった。

 一方で、大阪で行われていた陸上競技、競歩の選手が誘導ミスから失格となった信じられない出来事があった。そのニュースを目にして<ここは北京か?!>と思った人も多かっただろうが、スポーツ新聞に役員達の記者会見が腹立たしいという記事が目に留まった。

 大阪の役員が足を組んだまま薄ら笑いで会見をしていたそうで、謝罪が出来ないのは外国人である横綱だけではなく、我が日本人にも存在していたので恥ずかしいと同時に腹立たしく思った。

 これを「傲慢」というのだろうが、大事故を起こしたJRの記者会見や不祥事を起こした企業が謝罪する光景に、何か「美しい国」なんて遠い世界の物語りのように感じてしまう。

 何度か書いたが、謝罪をするエネルギーはもの凄いもの。謝罪したくないからミスを起こさないように取り組むべき。「白い恋人」事件も残念でならない不祥事。

 歴史を遡ると恐ろしい出来事が語り継がれている。熊本の「水俣病」や日本海方面に起きた「イタイイタイ病」など、また森永の「砒素ミルク混入事件」や「カネミ症事件」などは、加害者側が臆病な姿勢で対応しておれば被害者を生まなかった筈。

 そんな裁判が何十年も続いているのも残念な話。こんな事件が、今、中国の国内で
いっぱい起きているようなニュースを耳にして寒気がした。

 韓国大統領の「言論」問題発言も賢人の発想ではないだろう。北に対する太陽政策もいいだろうが、間違いなく「日本海、波高し」である。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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