2007-05-24

怖~い話し?  NO 1871


 北京オリンピックに上海万博を迎える中国だが、今、世界中から「大丈夫なのか?」と問われる問題が次々に起きている。

 ペットフードに混入していた毒物、また風邪薬の成分にとんでもない毒物がという事件。アメリカやパナマだけではなく、その信用は限りなくゼロに近いところまで失墜したようである。

 過去に中国国内で毒物中毒で多くの被害者が出たが、製造者は同胞国民に被害が及ぶことを承知していた確信犯だったし、外国に輸出する製品に毒物が混入していることも当たり前と考えるべきかもしれないという恐ろしい実態だ。

 売ることが第一、そこに「何でもあり」という姿勢。それで被害に遭ったら災難では済まないが、過去に売れまくった育毛剤が揚子江の水だったという噂さえ流れている。

 上流から下流までに流れ込む工場廃液や生活廃水の取り締まりも皆無、河口あたりの水ならさぞかし化学薬品が混合されている筈で、それを「日本へ売ったら売れるぞ」なんて発想で生まれたとか。何本も使用した友人が立腹していたことを報告申し上げる。

 今日のニュース、中国のサファリパークで何頭もの虎のいる所へ生きた動物を放すという光景を目にしたが、いかにも中国らしいと思った人が少なくなかっただろう。

 地方に行くと、テレビの水戸黄門に登場する悪代官が山ほど存在すると言われる中国、大都市でも「袖の下」が当たり前の社会だそうだし、そんな国に人件費が低いからと工場を建設する日本企業の行動にはびっくりする。

 国立遊園地のミッキーマウスやドラえもんの物真似なら命につながる危険性はないが、道路、ビル、競技場の建設となれば手抜きが怖い。果たして<大丈夫なのだろうか?>と心配する。

 さて、山口県の母子殺人事件の差し戻し裁判が始まった。被告に20数人の弁護士の存在があると知って唖然とした。「無償で被害者側の弁護を!」と応援してくれる弁護士はいないのだろうか?

「家族」が「遺族」になった悲しみはそれこそ体験したものにしか理解出来ない強烈なもの。それも加害者の存在があるとなれば尚更であり、イデオロギーやプロパガンダ目的で「挙る」行動は問題だろう。

 今やおかしな社会状況が見える。負傷した警察官を何時間も放置し、その結果で一人の警察官の死という現実を迎えた事件もあった。

被害者より加害者の人権を重視する考え方はおかしい筈。これから、こんな信じられない事件がどんどん起きる危険性が高い。このままだったら「病気によって病院で死を迎えること」が幸せと言われる時代が来るかもしれない。

アメリカの銃撃事件、世界中で発生しているテロや戦争。そんな被害に遭わずに人生を終えることが少ない社会の恐ろしさに気付きたいものである。
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