2013-07-15

痛~い思い出  NO 3338


 不安定な大気から、西日本で大雨が降り、あちこちで被害発生しているニュースがあった。そんな中に岡山と鳥取を結ぶ国道179号線の人形峠のトンネル付近で陥没事故が発生と伝えていた。

 人形峠のすぐ近くは日本のウラン鉱山として採掘されていた歴史があり、上質でないことから廃坑となったが、その掘り出された岩石が長年放置されていて問題になった歴史もあった。

 この峠は忘れられない思い出がある。もう30年も前のことだが、交流のあった歯科医が倉吉で開院しており、土曜日の夕方に大阪を出発、中国道の院庄(いんのしょう)インターから鳥取へ向かい、毎週通っていたことがあったからである。

 治療をして貰うのは休診日である日曜日。前日に倉吉市内に入りホテルに宿泊して次の日に行くのだが、1回の治療で5時間ぐらい要するのだから大変な体験。何回か通って処置が完了に至ったが、猛烈に痛い体験があったので、それを機に歯科医に世話になるのが大嫌いになった。

  院庄から人形峠に向かう途中に奥津温泉がある。湯郷(ゆのごう)温泉、湯原温泉と共に美作(みまさか)三泉と呼ばれ、歴史と伝統のある温泉街だが、いつも 通過するだけだったので「いつかはゆっくり」と思いながら、反対側の湯郷温泉ばかり行てしまっていたので未だに果たせないでいる。

 温泉街の道路を走行していて<なるほど!>と思ったのが積雪対策。道路の中央から水が流れ出るように対処されていたことだった。

 最近の雪多い温泉地は、積雪対策だけではなく、観光協会が積雪情報をはじめライブカメラの中継映像を流しているところも多いが、この当時としては画期的な対処だったと言えるだろう。

 この歯科医通いで、1回だけ仕事で出発が遅くなり、満室からホテルの駐車場の車内で朝を迎えた体験もあった。記憶では季節は春。もう雪の心配はなかったが、寒くて車内で寝ることは中々難しいと思ったのも懐かしい体験だった。

 山陰地方の豪雨は記録的だそうで、1時間に100ミリを超えたというニュースもあったが、猛暑の季節に雨が降れば水害になるような大雨。何か自然の環境がおかしくなってきているようにも思える昨今である。

  これまでの人生の中で、車の中で一夜を過ごしたことが3回あり、1回目は青春時代の友人と岐阜県の大垣に行った際の大雪の体験。2回目が前述の倉吉。その 数年後に東京の有名な結婚式場で行われた披露宴の司会を依頼され、大雨から新幹線が夜に運休というニュースがあったので車で出発。豪雨の中を無事に到着し た式場の駐車場で仮眠したことであった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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