2013-06-22

嘘みたいな話題  NO 3316


  ご急逝から故郷である九州まで搬送させていただくご依頼があったそう。暗くなる頃に出発したが、まだ寝台自動車で山陽道の山口県付近だと想像する。まずは 安全運転で目的地に到着してくれることを願って手を合わせているが、帰路はフェリーを利用したらよいのにと思っている。

 夏至を迎えた日だが、中国から伝わった24節には思い出がある。娘が「児玉清さん」が司会をされていた「アタック25」に出たことがあり、幸いにも優勝する出来事があったのだが、その日に当たっていたのは「雨水」の日。それが出題されて予想していた娘が回答していた。

 そんな娘にも3人の子供が存在するところから私にとっては「孫」となるので喜んでいるが、孫の存在を体験して初めて爺ちゃん婆ちゃんの心情を知ることになり、葬儀の司会に対する思いが急変した歴史もある。

 何度も書いたことだが、多くの葬儀社や司会者にアドバイスをして来たことの中に、喪主を体験して一人前の葬儀<者>、孫を有して本物の司会者と言うのがあり、それまでは謙虚にと指導して来た。

  過日に講演をした受講者の感想文が届いたが、その中に「否定語」と「肯定語」の違いについて話したことに触れていた人が十数人あった。「コーヒーがござい ませんとか売り切れです」と言うのが否定語、「紅茶ならご用意出来ますが」と対応するのが肯定語だが、同じ意味なのに受け取る側には全く異なる感じが伝わ るもの。ここにサービスの基本があり、我が業種にも「**ならご用意出来ますが」と対応して欲しいと願っている。

 今月の初めにある温泉 旅館で起きた事件が報じられていた。温泉お湯を貯蔵するタンクを清掃していた二人の方が硫化水素を原因として一人が亡くなり、一人が重体というお気の毒な 出来事だったが、超高級として知られるこの旅館がオープンした時に話題を呼んだのがその料金で、何と一泊二日で一人50万円というのだから、夫婦二人で利 用したら税金とサービス料が加算され120万円となるのだから信じられなかった。

 今ではそんな料金設定はされていないようだが、東京の 外資系ホテルが企画した4泊5日の提案が衝撃的な金額で話題を呼んでいる。男性には超高級のスーパーカーを、女性には超高級なファッション時計が貰えるそ うだし、何でも客の要望に応えてくれるらしいが、ただ話題を呼ぶだけの低次元な企画で蔑視の発想だと感じてしまう。

 こんな愚かな企画に興味を感じるのはドバイのセレブか香港の富裕層だと想像するが、どんな世界に限界があるのは社会の常識で、そこから逸脱すれば間違いなく「お笑い」のレベルだと伝えたい。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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