2008-02-09

広島の味  NO 2117


 猛烈な冷え込み、明日の朝は雪が降るとの予報にびっくり、睡眠前の足湯代わりに真向かいの銭湯へ行ってきた。

 最終客になるなと思いながら薬草湯に浸かっていると、扉を開けて友人である割烹のオヤジが入ってきた。奥さんの実家に行っていたそうで遅くなったとのこと。互いの体重数値を話題に10分ぐらい付き合い、のぼせないように「お先に」と出た。

 衣服を身に着け、いつもの「焙じ茶」のペットボトルと牛乳を購入し、女将さんにビニール袋に入れて貰ったのだが、中にヤクルトをいっぱいプレゼントくださっていて恐縮。「有り難うございます」と手を合わせた。

 私の銭湯行きの行動パターンだが、扉を開け、すぐに設置されている大型冷蔵庫の中からヤクルトを1本取り出し、それを水分補給として、それから入浴料金と合わせて番台におられる女将さんに支払っている。

 15分程度の入浴ならこれで大丈夫だが、スチームバスに入る場合には要注意。自宅を出る前に茶色系のお茶を飲んでから出掛けるようにしている。

  入浴中、無性に咽喉が渇いて仕方がなく、<なぜ!?>と思い出したのが我が家の夕食。久し振りに私がフライパンを手に焼ソバをつくったのだが、途中で気付 いたのが塾生が送ってくれた広島の名物「カープ・ソース」の存在。それをまったりとふり掛けたら何とも言えない好い香り、そこで胡椒を入れ過ぎてしまった みたいだった。

 お好み焼きにウルサイ私、そんな我が家のお好み焼きの評判が友人達に高いのだが、年末に大型のホット・プレートの調子がおかしくなってからご無沙汰。そこでフライパンでの焼ソバとなった訳である。

 肉類の食材が嫌いなところから、それらの代わりに入れるのが「ちくわ」や「蒲鉾」で、紅生姜、てんかす、かつを、青海苔なども厳選し、「外で食する方が安く付く」と妻にぼやかれている。

 我が家は「玉子丼」「かやくご飯」「おでん」が多く、すべてに動物性の食材を入れていないから変わっていると言われるが、妻の関西風味付けに人気があるようで、楽しみにしてくださっている方がおられるもの嬉しいことだ。

  昔のことだが、友人夫婦が我が家で夕食を共にすることがあった。「お土産だ」と上質な牛肉の差し入れがあってメニューはカレーライスとなったのだが、妻が 私専用のものを別の鍋で作っているのを見た奥さんがびっくり、それには「じゃが芋」と「ニンジン」しか入っておらず、肉を入れていなかったからだ。

それからずっと「変な人」「変った人」と言われ続けてきた歴史があるが、そんなことから、私がベジタリアンであるとの風評が流れたことも懐かしいところだ。

 これまでに何度か入院した経験もあるが、そこで困ったのが病院食。消化器系に問題がない入院だったので、いつも売店で「レーズン・パン」を購入し、内緒で食した思い出もある。

 正直な感想だが、「カープ・ソース」は確かに素晴らしかった。近々にお好み焼きに使用してみようと楽しみにしている。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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