2007-12-27

基本的マナーを  NO 2075


 歩いていたら、年末から家族でスキーに出掛けるという友人に会った。晦日頃から大寒波の予報で喜んでいたが、一方に「降らないで!」と祈っている現地の人達もいるだろうと嫌味を言い、「車で行くなJRで行け」とアドバイスをしておいた。

 この20年来、私の大晦日は除夜の鐘のお手伝い。ひどい風邪で1回だけ失礼したが、その他はずっと塔婆のお焚き上げ担当などを。どうも今年の大晦日は冷え込みが厳しいみたいで、腰痛が出ないようにカイロを多めに貼りつける予定。

 銭湯内で知人からの相談が。彼は自宅風呂ばかりで、めったに銭湯へ来ない筈。その話は膝から下の冷えや手足の指の冷えがひどいとのことだった。

 軽い程度だが私にも同じような症状があり、過去にネットで調べてみてそれらしき病状に行き着いたのが「動脈硬化」で、それから毎日銭湯に通っていると返したら納得したみたい。高血圧、喫煙などを原因とする生活習慣病の心配をしていた。

 私が禁煙したことを知らなかった彼、昨年の入院した日からスパッと止めたと言ったら「信じられない!」と驚いていたが、それだけ私もヘビースモーカーだったのである。

  最近、石川啄木ではないが「じっと手を見る」ことが多くなった。なぜなら掌が赤くなっているように感じるからで、ネット情報からすると服用する薬を原因と する肝臓障害というケースも考えられるが、定期的にチェックしている血液検査では問題なく、酒量も極めて少量なので心配はしていない。

 さて、昨号で「KY」について書いたが、お通夜や葬儀の場で「KY」と称される参列者が存在することも事実である。

「恐れ入りますが、携帯電話につきましてはよろしく」なんてコメントを開式の前に入れているが、それでもシーンとした中でおかしな着メロが流れるハプニングに遭遇するからである。

 この季節、着メロに大晦日恒例の「第九」を入れている人も多く、悲しみの場でそんな音楽が流れたら最悪。どうかお気をつけ願いたいものである。

  地域の会館で行われる葬儀、そこで見られる「KY」という光景もある。式場の中は30名程度しか入れず、親戚の方以外は外に設営したテントでお待ち合わせ というケースなのだが、受付を済まされた会社員らしい人が何も気付かれずに入って来られ、「ご親戚のお方ですか?」と確認したら「違います」とのこと。ふ と足元を見たら土足のまま。スリッパを並べてあったにも拘らずである。

 それらは比較的サラリーマン風の若い人に多く、上司から「会社を代表して弔問に」と言われてきていることが背景にあるようだ。

 あまり体験することのない非日常的な場所、そこで生まれる緊張の光景。それらが生み出すハプニングには想像も出来ないこともあり、男性が女性用の数珠を手にされていたことも数多く目にしたことがある。

  あるお通夜、遅くに来られた若い人だが、焼香をされた際の行動仕種にびっくり。仏式の葬儀で神式のように拍手を打ってくれたからだ。弔問者が並んでいたな ら皆さんがされる真似をされたがろうが、その時は遺族と親戚の人しかおられない時間、そこで祭壇の前で焼香と案内をしたのだが、彼が神道である筈はなく、 それらは礼の姿勢にも明らかだった。 
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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