2002-12-03
スタッフのミーティングを終えて NO 272
昨日から、この独り言のページがイメージチェンジ。前よりワイドになって見易くなったように感じる。
これは、「NO 270」で書いたように、過去ログを開くするためにバージョンアップしたもの。これで、今年の3月1日のスタートまで遡ることが可能となった。
「変更しておきましたよ」
制作をお願いしたプロから、そう電話があったが、彼は、「あまり長文にならないように」「アクセス数が多いから、おかしなことを書かないように」とのアドバイスも忘れなかった。 心掛けなければ・・・・
私のようなものが「書く」ということは恥を「掻く」ことだが、礼節だけは「欠く」ことのないようにつとめたいと考えている。
さて、昨日、弊社のスタッフミーティングで、過日の神戸研修会の講演ビデオによる研修が行われた。
私が予測していたように、当日に参加したスタッフ以外も、全員が涙を流していたが、重くて辛い現実体験談は、味わったことのない疲労感を覚えたようだ。
阪神淡路大震災で大活躍された葬儀社の社長の講演。これは、会場となったホテルのスタッフ達も泣いてしまったほどの内容で、誰もが心にしなければならない永遠のテーマだった。
受講者達が流した涙。それは、澄んだ色の涙。愛と命の尊さ、そして人間が自然の中で「生かされて」いることの実感につながり、透明の涙が、やがて我々葬祭業者の歩むべき道がはっきりと見えるレンズのような役割を果たしてくれた。
講師を務めていただいた社長の話は、すべてが実話。自らが体験された未曾有の衝撃の出来事であり、二度と体験したくないともおっしゃられ、受講者は誰もが心の扉を開け、ただ合掌の思いで耳を傾けていた。
講演が終了した後、数人のスピーチがあったが、全員が謝辞に併せて言ったことは、「ただ感動。愛、悲しみ、命という体験の『語り部』となってください」であり、我々葬祭業の誇りで、新しい使命感を教えていただいように思っている。
「涙は、血液の一部なのです」
北海道のメンバーが、そんなことを言って、涙のメカニズムを講義してくれた。
それを拝聴しながら、私の好きな次の言葉が思い出されてきた。
『 涙は、悲しい時にだけ生まれるものではない。感情が極まった時に生まれるもの。人が「生かされている」証し、輝きなのである 』
株式会社 公詢社の吉田社長。あなたは、日本トータライフ協会のメンバーとして、今回我々にお話くださったことを、一人でも多くの方々にお聴きいただくべきだと考えます。
愛と命の「語り部」として、永久に。 有り難うございました・・・・・合掌