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2003-06-25

?RO?テク      NO 468

心斎橋のお寺で行われた葬儀の司会を担当してきた。車の通行が多く、表側を担当していたスタッフの気苦労が大変だったようだが、何とか時間通りにご出棺すること出来た。

 歴史を感じるこのお寺様。由緒あるご本堂での葬儀であったが、ご遺族のご要望を尊重して静かなご終焉の儀式が進められた。

  前日、飾り付け担当のスタッフが帰社した時、「素晴らしいお寺様です」という報告があった。ボランティア活動に積極的に取り組まれ、缶やキャップの回収リ サイクルで車椅子をご寄贈されておられるそうで、接待スタッフが拝借した炊事場にもそんな活動を啓蒙される張り紙があった。

 ご仏縁で初めてお会いすることになったご住職。少しだけしかお話し出来なかったが、温厚で柔和なお人柄は、いかにも宗教者というお方だった。

 ご導師をつとめられたのは京都からご来臨くださった浄土宗のお寺様。同じ「お念仏」ということで4人のご読経となったが、式場内にはご導師用のマイクが必要ないほど荘厳な響きが生まれていた。

 火葬場にも同行申し上げたが、車中で拝聴したお寺様のお話は大変勉強になり、明日からの仕事に、早速生かせなければと思っている。

 事務所に戻ると若い男性が4人来社されており、スタッフ達とワイワイやっている。見るととんでもない大きさのプリンターがセッティングされ、パワーのあるコンピューターの増設作業が行われている。

 2メートルをはるかに超えるプリンター。ハイテクオンチの私にはさっぱり理解出来ないが、女性スタッフ達の意見が一致して導入となった経緯がある。

 過日に「ロウテク」というテーマで書いたが、また、次のような一石を打った。

 「様々なソフトが内臓されてはいるだろうが、これはあくまでもハードだ。その活用はロウテクやアナログ的発想が大切だ。それをどのような『かたち』で見せてくれるか楽しみにしている。期待を裏切らないように」

 事務所内にあるOA機器。私は、その大半を操作することが出来ない。カラーコピーだってそうだ。最新型で「超便利」とスタッフが言っていたが、昨日、「何だ、これは?」ということを体験した。

 「ファクシミリの専用用紙を出して」と言うと、1人の女性スタッフがカラーコピーのボタンを押して取り出したではないか。今までは机の引き出しから出してきていた筈。そこで確認すると次のように返ってきた。

 「この機械は賢いのです。必要とする際、必要とする枚数を自由に取り出すことが出来るのです。書類棚がこの中に内臓されているとお考えください」

 古い頭の私には考えられないこと。その操作が出来なければ出すことが不可能ではないか。また、悩みが増えた瞬間であった。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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