2004-03-25
ホテルサービスから NO 742
四国行きで一泊目のホテルは、ダイワロイヤルホテルズグループの南淡路ロイヤルホテル。夕食時間をはるかに過ぎ、観光地で朝食だけをお願いした歓迎されない客だったろうが、気持ちよい待遇を受けてきた。
部屋の扉の表側に「備長炭いやしのルーム」と表記されており、中に入ると備長炭があちこちに吊ってある。
説明書を読むと、壁紙、タベストリー、オブジェ、バスケットから、ベッドのシートパッドと枕まで「癒し」を目的とする「備長炭」がベースに。ランプが「岩塩」だったのもびっくりした。
一泊だけでその効果は分からないだろうが、<そんな気持ちになる>サービスとしては感じるもの。最近、銭湯にも置かれ出した備長炭、もちろんシャンプーとリンスも流行の「炭」だった。
チェックアウトをして清算書が納めらている封書を見ると、2種類のサービスチケットが入っていた。その一枚が面白く「バトンタッチ宿泊優待券」とある。
約一ヶ月間有効という限定だが、一泊朝食つきで7500円。平日限定には一泊2食で10000円ではないか。それも和食、フレンチ、中華、焼肉から選択自由とある。
これらは一室2名以上という条件があるが、ホテル業界の厳しいサービス競争を垣間見た思いがした。
同伴していた妻によると「韓国式エステ」がよかったとのこと。明石海峡大橋を渡ってすぐのところにお気に入りのウェスティン淡路があり、そこから南下して南淡町まで走行するのは大変だが、「南淡町」を「南炭町」と考えれば行きたい気持ち。
さて、2泊目のホテルだが、バブル時代の産物を物語るような豪華な建物。温泉町に存在しながら都会的ホテルのグレードも大切にされている。それらは洗面所に置かれたグッズを見ても感じるだろうし、固形ソープはここならではの物。
そんな湯郷温泉「ポピースプリングス」は、女性をターゲットにされたサービスシステムが素晴らしいし、本格的なフランス料理もグーだった。
朝からアロマショップでいっぱい買い込んだが、それらは女性社員が見たら喜ぶ筈。しかし、決して彼女達への土産ではなく、使用目的は彼女達が担当している業務内容のグレードアップ。どれを選んでどのように活用するかと興味を抱きながらホテルを出た。
そこで残念なサービスミスに気付く。幹線道路に出て速度を上げるとフロントガラスのワイパー部分で何かヒラヒラ。気になってしょうがないので停車して取り除くが、思った通り部屋番号を記したメモ用紙だった。
車は玄関前に駐車していた。前回は100メートルぐらい走るまで見送りいただいたが、今回はなかったし、フロントガラスも気の毒な虫達の衝突跡がそのまま。これからの季節「虫」を「無視」したら点数が下がる。
そっとアロマショップで確認した「支配人が変わりました」が気になった。
おかしなことに、この「独り言」が「ホテル コラム」「ホテル 独り言」でページ検索するとトップに出て来るから不思議。きっと一時的な現象だろうが、ホテル関係の皆様に申し訳なく思っている。