2008-07-07

頼み末世(まっせ)!  NO 2243


 洞爺湖サミットで北海道は大変のようだ。2万人もの警察関係者が北海道入りし、空港、駅などの厳重な警備態勢を敷いている。

 道内の高速道路の一部の通行止めや、あちこちで徹底した検問も行われていたようだ。

 深い交流のある同業仲間も大変だろうが、ご不幸を迎えられたご遺族や親戚の人達も大変。時間の遅れだけではなく飛行機の予約で問題発生というケースもあったと想像する。

 それにしてもこの暑さは普通じゃない。我が大阪でも33度を超えたというのだから堪えるではないか。地球環境が間違いなくおかしくなっていることを理解し、サミット出席者全員が危機感を抱いて欲しいと願っている。

 京都議定書問題でアメリカ大統領の経済優先行動には衝撃を受けたが、そのアメリカでも旱魃と洪水が次々に発生し、ハリケーンや竜巻の大型化が顕著になっている現実を真剣に考えるべきだろう。

 政治家とは「任期」中の「人気」を最優先する傾向が強く、裏を返せば自身の利益第一ということになっている。10年先、いや100年後、そして地球から宇宙全体のグローバルな視点で考える政治家の登場に期待したいものではないか。

 15年前、ある会合で「高齢化社会の到来」と発言したら「誤っていますよ!」と否定された大学教授の言葉を思い出した。「日本は、高齢化社会ではなく、もう高齢社会に突入しているのです」と指摘されたのである。

 その先生は、当時から年金の破綻を予想され「団塊世代は大変だよ!」とも仰っていたので印象に残っている。

  周囲で年金を話題にすることが一気に増えた。それは、社保庁の杜撰なミスの発覚もあるだろうが、団塊世代の我々が60代を迎えたからで、「何歳から受給申 請を?」という会話が最も多く、60歳、65歳なんて選択を国民にさせる「博打」的システムに怒りの意見が多いのも当たり前である。

 我が葬祭業界の組合に年金基金システムが出来たのは16年ほど前だったが、会社側が全額負担をする基金をすぐに導入したのは社員達の将来のためであり、発足当時に加盟をした同業者が少なかったことを記憶している。

  様々な業種団体の基金システムが破綻している事実もあるが、「寿退職」した人達でも将来の何かの足しになれば結構なこと。何れ現役を引退して年金生活に入 ることになるが、孫の小遣い程度の余裕は欲しいもの。そして、紅葉マークを貼り付けた車で温泉の旅でも出来ればとささやかな夢を抱いている。

 それが実現する頃、果たして地球の環境はどうなっているのだろうかが心配だ。40度を超える熱帯列島になっている可能性もあるではないか。

 地震、雷、火事、オヤジの中で「オヤジ」はトーンダウンから消え去り、新しく火山噴火、大型台風、竜巻、熱波気象なんて言葉が加わっているかもしれない将来だ。
久世栄三郎の独り言(携帯版)
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